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『なかよし1966年お正月増刊号デラックス版』

1966年1月 講談社
値段:30,000円 売切

 

 

 

 

 

 今回は「なかよし1966年お正月増刊号」です。デラックス版と銘打たれております。何がデラックスかというと雑誌サイズが通常のB5ではなく、一回り大きいA4サイズになっております。

 A4サイズのなかよし増刊号は1964年から1968年まで刊行されていたようです。あまりに出てこないので詳細はわからないのですが、8〜10冊存在するようです。

 長いことマンガ雑誌を扱っていますが、A4サイズのマンガ雑誌というのは、これ以外見たことはありません。漫画専門でなければA4サイズの雑誌は存在しますが、B5より大きい漫画雑誌というと「リリカ」のようなAB版(横方向がA4で縦方向がB5)までしか店主も存在知りません。まあそのくらい日本の漫画雑誌としては特殊サイズです。

 判型が大きい分ページ数は少なめで全206ページ。定価は180円でした。

 目次
リボンの騎士 絵葉書
高橋真琴 四つの愛の物語 カラー4ページ
グラビア なかよしスターニュース
おクイズのページ フジオプロ
長谷川一「夕鶴」
今村ゆたか「ヨッちゃんパンチ」
中尾明・石原豪人「死に神のどうくつ」小説
はやし栄子「どうでもイイコちゃんのそんなとき」
北島洋子「冬の女王」
赤松セツ子「小さい小さい物語」
青池保子「小さなつのぶえ」
山根赤鬼「おまるちゃん」
紅ゆり子「おてんば新幹線」写真小説 上原ゆかり
あすなひろし「マドレーヌの花」
松尾美保子「少女エルザ」
広丘純「ガラスのピアノ」
松井由美子「ひとみの中のふうせん」
楳図かずお「のろいのふりそで」
浜慎二「白いクリスマス」
はまえりこ「ふしぎなかつら」

 コンディション
表紙イタミ、左下角5×3cm欠け 腹側3cm裂け 少汚
背イタミ 上部1cm 下部3cm欠け
裏表紙イタミ 左下角2×1cm欠け 右下6×3cm欠け
内部 腹側2cmほどサケ数カ所
落丁や切り抜きは無し
総合評価 表紙まわりはコンディションよくありませんが、内部は比較的良好です。 並〜並下

 

 

 

 高橋真琴の絵物語。雪・花・星・港の4シーン。

 

 北島洋子「冬の女王」。雪の女王ではなくて冬の女王。オリジナルです。

 

赤松セツ子「小さい小さい物語」

 

青池保子「小さなつのぶえ」。
この作品は「ぱふ」のリストにも公式ホームページの作品リストにも載っていません。作者も忘れちゃったんでしょうね(^^ゞ。

 

 

あすなひろし「マドレーヌの花」。
この作品もあすなひろしの公式ページの作品リストに載ってませんでした。

 

松尾美保子「少女エルザ」。
驚くべきことですが松尾美保子の少女マンガ時代の単行本というのは存在しません。

 

楳図かずお「のろいのふりそで」。
佐藤プロの「花」18集にも掲載されておりますが、こちらが初出です。

 

   
   
   


 

 

東京都公安委員会許可第301020205392号 書籍商 代表者:藤下真潮