神保町裏通り日記  
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2002年
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12月28日(土)
天気(晴れ)
売上(寒い)

 

 今日はコミケ参りのお客を当て込んでいたのですが、どうやらちょっとハズレのようでした(^^;。

 ようやく貸本怪奇マンガ特集第2弾出来ました。最近人気の高い池川伸治ですが、目録載せる前に店頭で売れてしまったりで、予定の数よりだいぶ減ってしまいました。目録を楽しみにしていたお客さんには申し訳ないこととなりました。出来れば年内中に好美のぼるも追加したいのですが、このペースではちょっと怪しいかもしれません。それと好美のぼる以降の特集に関しては解説は省こうと考えています。さすがに処理が追っつかないので、他の作業がまったく出来ない状態になっています。申し訳在りませんが好美以降は写真版のみで行います。ご容赦くださいm(_ _)m

 池川といえば以前のデッドストック特集で売れ残っていた”白い骸”に今週注文が入りました。しかも二人のお客さんから同時刻にメールで・・・( ̄▽ ̄;。10分差くらいは以前にもあったのだが、ほぼ同時というのは今回始めて。他の古本屋でよくあるプレミアム(定価より上値)をつける方式とか、多数注文したお客さんを優先するとかの仕組みはまったく考えていないので、基本的には先着なんだけど、ここまで同時に注文があるとさすがに判断に困る。幸いお二人とも近所だったので、先に来店していただいた方にお売りすることにした。う〜ん、偶然って怖いなあ。

 一日中パソコン作業続けていたら、目がかすんできました。そろそろ寝ます。おやすみなさい。

 

 

12月21日(土)
天気(雨)
売上(大雨)

 

 今週は忘年会続きの週でした。お酒はあまり強くないのと風邪気味なのが加わって、結構飲み疲れが出てしまいました(^^;。それが理由ではないのですが予定していた貸本怪奇マンガ特集第2弾は来週に延期します。やはり毎週続けるのはちょっとしんどくて(^^;。脳みそが沸騰しそう(^_^)。来週(年内ともいう)までには、貸本怪奇マンガ特集第2弾を行います。第2弾には池川伸治を特集します。よろしくお願いいたします。

 今週の新着目録には、定番の人気がある夢路行、内田善美が入荷しました。とくに内田善美の人気は相変わらずです。入荷したかと思うとすぐに売れ切れてしまうような状態です。今週も通販で内田善美の単行本・画集(新書5冊、単行本2種4冊、画集4冊)の全てを注文されたお客様がいました(残念ながら1冊売切だったので12冊でした)。内心ではそろそろブームはピークを過ぎたかなと考えていたのですが、相変わらずの人気の強さを思い知らされました(^^;。

 

 

12月15日(日)
天気(晴)
売上:お休み

 

 今週は目録掲載が1日遅れてしまいました。申し訳ありません。何せ貸本マンガが一挙に70冊も入荷して、たいして広くもないバックヤードは歩くたびに本が崩れそうな有様で、お店の中はパニック状態です(^^;。そんなわけで今週は新着目録はお休みで、特集:貸本怪奇マンガ特集第1弾をおくります。

 第1弾では、三田京子と松下哲也を特集しました。三田京子は、太陽プロの池川伸治のアシスタントとして従事し、主に東京漫画出版を中心に活躍した。松下哲也も太陽プロに所属し宏文堂、ひばり書房を中心に活躍した。この二人はご夫婦で、ひばり後期の松下作品は三田京子との合作だろうと言われている。今回松下哲也の9作品を時代順に検証してみたが、単なる合作以上のものが見受けられた。どのような形態で仕事をしていたかに推測を重ねることにあまり意味があるとは思えないし、なによりも出版社の都合というものも反映されていたのだろう。しかし松下哲也の絵・ストーリー・構成・テーマの変遷を追っていくと、まるで段々と三田京子に乗り移られて行くような趣を感じてしまう(^^;。考えすぎなんだろうけど(笑)

 とにかく怪奇マンガを一挙に13冊も読んだら頭の中までパニックになりかけました(^^;。何せ辻褄とかストーリーの流れとか構成とか・・・飛んでるし(T_T)。まだ50冊以上もあるかと思うと気が遠くなります。

 そんなわけで次回も貸本怪奇マンガ特集です。池川伸治も好美のぼるも森由岐子も谷ゆきおもさがみゆきも西たけろうもいばら美喜もまだまだ沢山あります。先にこの作家のものをやって欲しいというリクエストにもお答えしますので、どうぞお気軽にご連絡ください。

 

 

12月7日(土)
天気(雨)
売上(T_T)

 

 師(坊主)が走るから師走なのか、四時(四季)の終わりだから四極(しはつ)なのか、忙し(せわし)い月だからせわし月なのかは、よく分からないけど、12月はやはりばたばた忙しいです。組合への加入申請や税金関係の講習受けたりと飛び回ってます。

 今週の新着目録 ちょっと点数がすくなくて申し訳ありません。

 貸本漫画には、描きこみの多さが読者へのサービス?だと主張していた、久呂田まさみ『雪之丞変化』が入荷しました。これは第三巻目で最終巻にあたります。

 男性向けには、いまだ根強い人気のある永野のりこ『みすてないでデイジー』と『Sci-Fiモーション』。どちらも初期の少年キャプテン版で、しかも状態もなかなか良いです。

 今回の目玉は、『綿の国星 ケーキの本』です。「綿の国星」関連書籍としてはもっともレアかと思います。白泉社ヒロインブックと銘打たれていますが、このシリーズはマンガ関連本ではなく実用書の範疇で扱われたため大島弓子ファンも意外と気づかなかったものと思われます。綿の国星の各エピソードをモチーフに作られたケーキ類は、出来上がりを想像するだけで楽しそうです。

 今回特にお勧めしたいのは、山田芳裕『大正野郎』です。これは近作『度胸星』や『ジャイアント』(連載中)などで活躍する山田芳裕のデビュー作です。大正モダニズムをこよなく愛する大学生平徹は、芥川龍之介に傾倒し、いまどき珍しい賄い付き下宿屋に住み、下宿屋の娘由貴ちゃんに恋をする。筆による手書きで引かれた枠線は、大正時代的ダンディズムにこだわる主人公以上に作者のこだわりを感じる。
 掲載は1988年〜90年の講談社モーニング。思えば80年代末期のモーニングに始まり90年代中盤の姉妹誌アフタヌーンは、才能あふれる新人をかなりの数で輩出した。一世を風靡するというような傑作こそ少なかったが、それでもキラ星のような佳作は多量に生まれた。こういった作品が時代のハザマに埋没していくのは如何にも勿体無いと思う。

 

 

東京都公安委員会許可第301020205392号 書籍商 代表者:藤下真潮