神保町裏通り日記  
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3月27日(土)
天気(晴)
売上(^_^)

 

 お勧めでも紹介しましたが、当店のマスコットキャラクタのキャラクタデザインをされている、ざちおさんの初単行本が大都社から発売されました。

 サイン付、特製絵はがき2枚付で限定発売中!

 では今週の新着目録です。まずは数ヶ月前に前編を紹介した、牧かずま『母波子波』の後編です。

 カバー背がちょっとヤケてますが、他の様態は良好です。

 他にB6ハードでは、城たけし『盲目の少女』あずま書房版。

 日の丸文庫版では、表紙を高橋真琴が描いていますが、こちらはありかわ栄一による表紙絵です。装丁は違いますが中身は一緒です。

 他には定番赤松セツ子等々。

 

 貸本以外では、東考社から出た辰巳ヨシヒロ『こどもじま』。限定500部数です(東考社はいつも限定ですが(^^;)。

 最後に店主お勧めの阿保美代『お陽さま色の絵本』。

 来週は同人誌辺りをちょっと紹介してみたいと思います。


 

3月20日(土)
天気(雨)
売上(T_T)

 

 3月12日、マンガ家の佐藤まさあき氏が心筋梗塞によりご逝去されました。謹んでご冥福をお祈り致します。詳細はこちらをご覧下さい。

 今週の新着目録です。ここのところ雑誌処理に追われていたので久しぶりに普通の単行本類が多いです。とくに当店にとっては定番物の少女漫画系が主体です。

 粕谷紀子『風のゆくえ』です。中世北イタリアを舞台に男の従属物としての女という生き方からの脱却をテーマに描かれる物語。宝塚により舞台化され(宝塚のタイトルは「はばたけ黄金の翼よ」)未だに根強い人気を誇る作品です。左が集英社漫画文庫版の本編、右が続編にあたる再会編(セブンティーンコミックス版)。

 

 初期の花とゆめコミックスから、湯村たいこ『あいつと握手』、こやのかずこ『四つの愛の物語』。初期の花とゆめコミックスは、カバーコーティングが無くて古本屋泣かせ(T_T)〜。

 

 左は近年人気上昇の千明初美作品。思春期の少女の細やかな内面を描写した作品群は、いま新たな評価を受けています。千明初美のオリジナル作品での単行本は、りぼんから出た傑作集の3冊しかありません。これは処女単行本となる『蕗子の春』です。
  右は阿保美代『時計草だより』。いまとなっては死滅してしまったかに見える、純正メルヘンファンタジー路線です。根強く安定的な人気を保っております。

 古谷三敏の意外なレア本、『ダウンタウンモグ』全6巻です。共著なので純粋に古谷三敏作品といいにくいのですが、奇妙な生き物との交流を古谷流のお笑いセンスで描いたこの作品は、「手っちゃん」に並ぶ名作だと思います。

 

 

3月13日(土)
天気(晴)
売上(^_^)

 

 啓蟄も過ぎて日中も暖かくなり、お客さまもようやく出てくるようになりました(お客は虫かい!(^^;)。売上もちょっと好調になって参りました。
 先週でようやく雑誌の処理が終わったと思ったら、また市場で買い込んでしまいました。狭い店内は未処理の雑誌で溢れております(T_T)。しばらく雑誌処理に追われそうです。

 てなわけで今週の新着目録は、「漫画ブリッコ」全一括と1970年代後期少女漫画付録です。

 「漫画ブリッコ」は1982年11月号が創刊で、発行はセルフ出版、編集は東尾孝、当初はアダルト劇画誌としてスタートしました。

 表紙に南伸坊を起用し連載陣も石井隆・羽中ルイ・富田茂・長谷川法世・山松ゆうきち・いがらしみきお・かわぐちかいじ・前田俊夫・谷口ジロー・ひろき真冬・間宮青児・中野ゆう・夢野ひろし・水城ケイ・松森正・前田寿安・みやわき心太郎・笹沼傑嗣・やまだのら等いぶし銀的な揃いでした。しかしこの路線はわずか6号で終わり、翌83年5月号から突如美少女コミック誌としてスタートします。

 表紙も谷口敬を起用し、連載陣もほぼ一新されます。そして編集に大塚英志が編集に加わり(正確な時期は不明)、飛躍的に部数を伸ばし始めていきます。いわゆるロリコンコミックブームの先駆けとなった雑誌です(正確には前年にレモンピープルが創刊されていた)。その後、新進気鋭のマンガ家たちを多数起用し、その厚い陣容によって一大ムーブメントを巻き起こしました。主要な作家を挙げると
 あびゅうきょ・あぽ(かがみあきら)・飯田耕一郎・いくたまき・I.N.U.・影次ケイ・大原彩生・岡崎京子・計奈恵・くあTERO・来留間慎一・暮林とも・五藤加純・後藤寿庵・さえぐさじゅん・桜沢エリカ・沢木あかね・白倉由美・竹熊健太郎・谷口敬・ちみもりお(高屋良樹)・つくしの真琴・中島史雄・中田雅喜・中森愛・中森明夫・西秋ぐりん・西江ひろあき・ねぐらなお・のつぎめいる・芳賀由香・羽佐間みのる・早坂未紀・早坂みけ(三留まゆみ)・火野妖子(堀内満里子)・ひろもりしのぶ(洋森しのぶ=ロリコンメーカー=みやすのんき)・藤原カムイ・外園昌也(外薗昌也)・水縞とおる・みなみゆうこ・ものたりぬ・森野うさぎ・悶悶(MON-MON)・ゆきあやの(小杉あや)・寄生虫(増田晴彦)・るりあ046 等が居る。

 しかしこの時代の寵児のような雑誌も意外と短命に終わる。84年9月に出版元がセルフ出版から白夜書房へと移り、85年10月には名物編集人だった大塚英志が降りると、翌86年2月号で幕を閉じることとなる。わずか3年4ヶ月(通巻40号)でした。
 その後メジャーになった、藤原カムイ、白倉由美、岡崎京子等の単行本未収録作品やついに単行本が出ず幻の作家と呼ばれた火野妖子(堀内満里子)などの作品も多く、いまとなっては当時を知る上での貴重な資料となりました。

 お次は、付録です。今回は小学館「ちゃお」、講談社「なかよし」「るんるん」、集英社「りぼん」です。

 

「キャンディキャンディ」付録版は「るんるん」再録時のものです。
もう一つは、たかしなしずえ「ぼくの鈴ちゃん」

 

小学館「ちゃお」から大山和栄「桐子の四季」と島貴子「初恋ストライク」

 

集英社「りぼん」から佐藤真樹「星の子守歌」ともりたじゅん「あした青春!」

 1973年オイルショック以降、紙の値段が高騰します。その結果、雑誌や付録の紙質が悪くなりインクが裏写りするようになります。76年以降付録漫画の版型がB6から文庫サイズへと移行します。このことにより紙質が多少向上して裏写りするようなこともなくなります。

 

 

3月6日(土)
天気(曇)
売上(T_T)

 

 お店のマスコットキャラクタ”くだんちゃん(仮装るりっぺ)”の作者ざちおさんが、このたび単行本デビュー致します。皆様是非応援してあげて下さいm(_ _)m
 大都社から3月23日発売。タイトルは、『はねむす』、A5版で、税込み定価880円です。うちのお店でも特典付販売の予定ですが、予定は未定なんでどうなるかはまだはっきりしません(^^;。とりあえず予約しちゃいたい方は、大都社とかアマゾンとかイーエスブックスとかからも注文可能です。

 作者のサイトは こちらです。お引き立ての程よろしくお願い致します。

 今週の新着目録です。今回のりぼんでとりあえず月刊系少女雑誌は一段落です(実は倉庫に未だ60年代末の少女マーガレットとフレンドが残っている(T_T))。雑誌は目録掲載の手間がかかって大変です。

 今回のりぼんは75年から76年にかけてのものです。新旧の作家の入れ替わりが激しいころで、単行本未収録作品も多いのですが、資料を当たりきることが出来ませんでした。りぼん大増刊などは、半分以上が単行本未収録だと思います。

 

どちらもまだ現役のマンガ家さんです。まだまだ頑張って欲しいと思います。

 ようやく貸本の処理が出来ました。まずは当店定番の赤松セツ子。

 

 

 赤松セツ子は、今までさんざん解説したので今回は表紙だけ(^^;

 つぎもあまり説明を要しない”いばら美喜”です。相も変わらずみんな死にます(紅達也を除く)(^^;。

 この『捨てばち』も一見青春劇画のふりをして、しっかりと怪奇ミステリーになっていて、結局みんな見事に死んでしまいます(笑)。

 

 いばら美喜は忍者物も定番ですが、いばらの考える忍法ってやる気無いんだか茶目っ気なんだかよく分かりません(^^;。併載の「九ノ一忍法上の空」は、本気で茶目っ気たっぷりなんですが。

 

東京都公安委員会許可第301020205392号 書籍商 代表者:藤下真潮