神保町裏通り日記
 
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2025年
12月27日(土)
天気(曇)

 

 寒さ厳しいですね。

 本年最後の新着目録です。単行本1冊、貸本1冊、雑誌4冊です。ちと少ないです(^_^;)

 

 1969年4月ヒロ書房発行、丘けい子「渚の想い出」です。表題作の初出は貸本単行本描き下ろしのようです。併載の「銀色の朝」の初出は週刊マーガレットです。
 ヒロ書房の単行本は貸本上りが多いのですが、こちらは非貸本でコンディションはわりかし良いです。

 若木書房B6ソフトカバー、桜井ヒロミ「姫子」です。
 非貸本でコンディションは並上です。
 境界線の子シリーズの2番目の作品となります。境界線の子シリーズは超能力者をテーマとしたSF作品シリーズで、全部で3作品がありました。
 桜井ヒロミは貸本マンガ末期に彗星のように現れ、貸本マンガの終焉とともに彗星のように消えていった作家です。
 以前、貸本時代以後の消息をかなり丹念に調べたのですが、結局わかりませんでした(^_^;)。
 すごく才能のあった方なのでその後の活躍が見れなかったのが惜しまれます。


 

 講談社少女クラブ1958年4月号です。
 牧美也子「ナイルの悪魔」新連載です。
 石森章太郎「三つの珠」新連載です。
 鈴木光明「虹のうず」 は読切作品。

 

 

 週刊少女フレンド1964年8月9日号(33)です。
 巻頭は夏のおたよりセット。バレリーナの森下洋子のカードが2点あります。
 細川知栄子「星のナギサ」。この時期の週刊誌にしては珍しいカラー扉です。
 南原アキコ「おきつね峠」。南原アキコは北島陽子の別名義です。この作品はちばてつや「島っ子」の代原として掲載されたものです。絵柄から見てこの時期より古い作品のはずですが、なぜ南原アキコという名義で掲載したのかはちょっと不明です。 おそらくは「アイリス」という連載ものっていたので同じ作者名が並ぶことを避けたためと思われますが(^_^;)

 

 別冊少女フレンド1968年12月号です。
 巻頭は立原えりか作・高橋真琴画「マリアさまにちかって」絵物語です。半裁ページでフルカラー8ページのものです。
 この時期は読切作品が大半です。
 里中満智子「さよならジミー」。孤児の少女とベトナム戦争に赴く米兵とのお話。執筆された時代を感じます。
 さいとうたかを「ピッコロはわたしと」。さいとう・たかをの珍しい少女マンガです。ピッコロと名付けた馬との交流のお話。
 牧野和子「かなしみの恋人」。牧野和子はもともと里中満智子のアシスタントだったそうです。扉に新進のと書かれていますが、デビューから2年弱経っているので新人というわけでもないです(^_^;)。

 

 

 双葉社パピヨン1973年8月9日号です。
 イケスミチエコ「愛もえつきるとき」。扉カラーですが、この時点ですでに素晴らしく絵が上手いです。
 モンキー・パンチ「カラーガール 帰ってきたルパン」。女性誌でルパンが出てくる作品はコレくらいのものでしょうね(^^)。
 立原あゆみ「渚」。立原あゆみは1975年ころからセブンティーンに進出しますが、この時期からレディスを強く意識した作品発表していたのには驚きます。

 今年の目録更新は以上です。
 年末営業は本日で終了です。年始は1月5日より行います。通販に関してはなるべくお返事いたしますが、場合によっては1月5日以降の対応となるかもしれません。ご面倒をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
 では、皆様良いお年をm(_ _)m

 

 

 

2025年
12月22日(月)
天気(晴)

 

 クリスマス特別企画〜(^▽^)/

  

 

 突如暇になった小杉あやが描き下ろした美少女サンタクロースのイラスト4点です(笑)。

 画像1ミニスカさんたの「メリクリ」と画像2バニーガール風「サンタバニー」。こちら2点がB5サイズの画用紙に色鉛筆とグリッターペンで描いたものです。
 画像3雪の上に寝ころんだ「スノーサンタ」と胸元にキャンディーの「キャンディプレゼント」。こちら2点は1/4サイズ色紙に色鉛筆とグリッターペンで描いたものです。

 もちろん通販も対応しますが、くだん書房に直接来ますと、小杉あやの内緒のイラストを見ることができます。この機会に是非ご来店を(笑)

 皆様良いクリスマスをお迎えください。

 

 

2025年
12月20日(土)
天気(曇)

 

 今日はどんよりとした一日でした。

 今週の新着目録です。むじな画廊での高室弓生原画展も無事終了しました。
 今週は通販可能な高室弓生原画の販売です。

 

 左が「赤い布」。A4サイズのイラストボードに透明水彩とスクリーントーンを使用したもの。
 右が「パウチ降臨」。B4サイズのイラストボードに透明水彩で描いたものです。

 

 左が「縄文ハネト」。B5サイズの紙に色鉛筆で彩色したもの。
 右が「オラジェダイ」。B5サイズの紙に鉛筆で描いたもの。

 

 左が「招きシャコちゃん原画」。木製キーホルダー用の原画です。B4サイズ原稿用紙にペンで描かれております。
  右が「えびす皇子 単行本表紙別案線画」です。単行本「えびす皇子」用にデザインしたもの。採用されたものとは別な案の線画です。

 

 1/4サイズ色紙。左上が 「HAYCHINE」。右上が「委員長の冒険2」。下が「天上天下唯我独尊」となります。

 今週はこんなところでー。来週の目録更新が年内最後の更新となります。予定は今のところ未定です(^_^;)。

 

 

 

2025年
12月13日(土)
天気(晴)

 

 寒いーです。

 今週の新着目録です。単行本1点と同人誌1冊と雑誌1点。点数は3点と少ないですが、冊数は多め(^_^;)。

 

 

 

 汐見朝子「ベッドの鉄人」全7巻です。
 汐見朝子といえばりぼん1970年代前半で活躍していたイメージ強いのですが、1980年代からレディスコミック誌で随分と活躍されました。90年代になると同じレディスコミックでもちょっとディープな領域に突入しました。
 この「ベッドの鉄人」というのは性にまつわる困りごとを作家の高橋鉄人がボランティア的にお助けするというSEXカウンセラーのお話です。
 宙出版「AYA」「スペシャルAYA」に80年代中盤から2009年頃まで連載していたという、レディスコミックではかなりの長期連載された作品です。
 全貌はまだ確認できませんが少なくとも108話が発表されましたが、単行本はこの7冊で全27話収録しかされておりません。
 通巻表記がされていないためわかりにくいのですが、カバー袖裏に「鉄人語録」という紹介文がのっていてそこに通番がありますのでそれをもとに今回は巻数を設定しました。
 ネット上で「ベッドの鉄人を」探すと実は<バイブが気持ちいいの巻>というのが出てくるのですが、仔細を調べてみると刊行予告だけで、未完となったようです。
 実は謎の紙版というのがありますが、ここらへんの詳細に関しては年末に発行予定の「漫画の手帖TOKUMARU33」に掲載されます。
 ご興味ある方はぜひ「漫画の手帖」を(^^)

 

 1976年7月発行、タカハシシンジ「カンプラ No.2」です。
 タカハシシンジは高橋信樹(読み同じ)名義で『COM』1970年9月号掲載の「波阿蓮上人行状絵詞」デビューされた方です。この本も波阿蓮上人というキャラクターが登場する作品が数作あります。
 その後はあまり漫画は描かず絵本や民話を紹介するなどで活躍されたようです。

笠倉出版「COMICロリポップ」。伊藤まさや「美しい人間」全32話+読切5話+アルファの全38冊セットとなります。

 

  笠倉出版「COMICロリポップ」は、1985年夏に「漫画ラブレター」の増刊号として1985年夏創刊準備号が刊行された。創刊準備号と題した号が都合3冊刊行したあと1986年2月号から月刊誌として正式発行。終刊は1990年8月号。準備号3冊を含め全58冊発行された。

 

 連載前の読み切り、静間ミドリ名義「優美」と伊藤まさか名義「わたしの嫌いなスペース・オペラ」。

 

 

 

 

 伊藤まさや「美しい人間」は笠倉出版『COMICロリポップ』1986年2月号〜1989年4月号にかけて(途中休載あり)、全32回連載された。総ページ数は412ページ(扉含む)。

 

 「美しい人間」の完結後、「水族館」、「緑色の絵」、「秘密の場所で」の3篇の読切が掲載。

 来週は高室弓生関連かな(^_^;)。
 年末営業は27日(土曜日)までとなります〜。よろしくお願いいたします。

 

 

2025年
12月6日(土)
天気(晴)

 

 師走に突入しました。今度の冬は寒そうですね ((´д`)) ブルブル

 今週の新着目録です。同人誌関連2点、雑誌2点です。チョー少ない(^_^;)

 

 

 

 札幌で結成された、ひまじん協同組合ぐるうぷ発行「まんがの子供」第1回カット集です。
 発行は1974年9月頃でB6コピー誌24ページ。
 このサークルからは三原順、鈴木雅子、渡辺典子の3名がプロデビューしました(三原順、鈴木雅子については発足時にはすでにデビューしていた可能性あり)。
 カット集が作成された時点では会員は15名ほどで絵のうまい方が多く前期3名以外にもプロデビューの方がいらっしゃるかもしれませんが、ちょっと調べきれませんでした。
 会員外のカットとして少しだけ交流のあった萩尾望都、大島弓子のかっとも掲載されております。萩尾望都のカットは3点ありますが、オリジナルは1点のみで、ほか2点は少コミ絵葉書からの再録です。
 カット集の予告は新規会員募集のチラシに掲載されたもので、少女コミックの会員募集への対応用だったようです。この会員募集により18名だった会員は一気に40名ほどに増加したようです。

 ひまじん協同組合ぐるうぷ発行「ひまじん新聞」です。
  サークルの発足は1974年4月。
 「ひまじん新聞創刊号」(1974年4月発行) B4コピー2ページ
  集会報告:出席者・岡元敦子・鈴木雅子・三原順他
 「ひまじん新聞2号」(刊記なし、1974年6月頃) B4コピー1ページ 会員15名
 集会報告:三原順他
 「ひまじん新聞3号」(1974年7月発行)B4コピー1ページ
 大島弓子インタビュー
 「ひまじん新聞4号」(1974年8月発行) B4コピー2ページ
 まんがフェスティバル(三日月会主催)参加報告
 「無名漫画研究会」「エルム」交流レポート

「ひまじん新聞5号」(1974年9月)B4青焼きコピー1ページ
 北海道で萩尾望都との遭遇レポート
 アニメフェスティバル(北大アニメ研)開催予告
「ひまじん新聞6号」(刊記なし、1974年10月頃) B4コピー2ページ
 大矢ちきインタビュー
 篠崎まことインタビュー
 陸奥A子インタビュー
 ミニレポート 岡元敦子・水野英子・萩尾望都
「ひまじん新聞7号」(1985年1月発行) B4コピー2ページ
 文月今日子インタビュー
 水野英子インタビュー
 カット:大矢ちき
「ひまじん新聞8号」(1975年4月発行) B4コピー1ページ+B4青焼きコピー1ページ
 手塚治虫「アトムとわたし」(再録)
 少コミ漫画移動教室レポート(画像4枚目)
 北海道のサークルにも関わらず、精力的に在京の漫画家にインタビューを行っている。


「ひまじん新聞9号」(1975年7月発行)
 少コミ編集者と接触
 北大アニメ研「虫プロ映画祭」報告
「会報 Vol.1」  刊記不明(1974年10月頃) B5青焼きコピー14ページ
 会計収支報告
 伝言板
 お便り紹介
 三原順「はみだしっ子」CMカット
「ひまじん 号外No.1」 刊記不明 B4コピー1ページ
 カット:三原順
 「ひまじん新聞」は今回9号まで入荷しましたが、これ以降の発行があったかは不明です。ひまじんぐるうぷがいつまで活動を行ったかも今のところ不明です。識者のご意見伺えればありがたいです。

 

 

 米沢嘉博主催グロータリー・クラブ発行「グロッタ」2号です。前回は付録なしですが、今回は付録付きで。
 本誌は1977年12月発行 A5青焼きコピー誌66ページ 。
 付録は、北本裕章・頭良夫「名産 能面羅位蛇 国民番号は是か否か?」青焼きコピー12ページ ガリ刷りカバー付き(画像3枚目) 。

 

 

講談社発行「少女クラブ1960年夏休み臨時増刊」(にじの増刊号)です。
細川知栄子「白菊のふえ」
水野英子「ルミちゃん」
松本あきら(松本零士)「3人のゆうれい」
・えくぼちゃんのページ (東日本漫画研究会・構成)
赤塚不二夫「点平とねえちゃん」
高井研一郎「うちのパパちゃん」
石森章太郎「かげろう」
錚々たるメンバーの掲載作品が並んでおります。

 

 

 巻末から100ページほどは、えくぼちゃんのページと称して東日本漫画研究会のメンバーの作品が並んでおります。
赤塚不二夫「点平とねえちゃん」
伊藤あきお「プンプン プン子ちゃん」
高井研一郎「うちのパパちゃん」
よこたとくお「アンコさん」
石森章太郎「かげろう」
「えくぼちゃん」というのは東日本漫画研究会のマスコットキャラだったようで、同年曙出版から「えくぼ」という単行本が2冊出版されております。

 

 りぼん1965年8月号です。
 表紙に薄くエンボス印がありますが、他状態は良好です。
 牧美也子「花車」掲載。
 トオル・ヤマザキ「ママの曲(わるつ)」という読み切り作品が掲載されています。
 以前入荷のときはこのトオル・ヤマザキという方が不明だったのですが、その後山崎亨という名義で成人漫画を描いていることが判明しました。ただ現在はどうしているのかは全く不明です。

 今週はこんなところでー。来週も点数は少ない予感(^_^;)

 

 

2025年
11月29日(土)
天気(曇)

 

 もうそろそろ12月です。1年早いですね(^_^;)

 今週の新着目録です。緒方賢美個人誌オンリーです。「凶悪的指導」シリーズ1冊除いてほぼ全部です(^^)。ちなみにすべて二次創作系エロですのでご注意を(^_^;)

 

 緒方賢美「凶悪的指導 第一条 第一項」です。1992年10月発行 B5オフセット20ページ。
 ビックリマン(アムル)の二次創作です。()内は登場ヒロイン(^^)。

 

 緒方賢美「凶悪的指導 第一条 第二項」です。1993年12月発行 B5オフセット24ページ。GS美神(マリア)二次創作。意外とこのシリーズメインキャラよりサブキャラのほうが対象となっています(^^)。

 

 緒方賢美「凶悪的指導 第一条 第三項」です。1995年4月発行 B5オフセット24ページ。美少女戦士セーラームーン(木野まこと)二次創作。

 

 緒方賢美「凶悪的指導 第一条 第四項」です。1995年11月発行 B5オフセット24ページ。天地無用! (砂沙美)二次創作。

 

 緒方賢美「凶悪的指導 第一条 第五項」です。1996年8月発行 B5オフセット32ページ。VS騎士ラムネ&40(ココア)二次創作。

 

 

 緒方賢美「凶悪的指導 第一条 第六項 じゅんび号」と「凶悪的指導 第一条 第六項」です。じゅんび号が1997年2月発行 B5オフセット24ページ。無印が1997年8月発行 B5オフセット28ページ。
 じゅんび号はトーン貼り付けなし、無印がトーン張あり。ページ数が四ページ違います。ややこしいのですが、じゅんび号が単純に中途の作品というわけではないです。じゅんび号から1ページ大事な部分をカットして、無印に5ページ加筆しされています。なのでじゅんび号も結構貴重です(笑)。

 

 緒方賢美「凶悪的指導 第一条 第七項」です。1997年10月発行 B5オフセット48ページ。少女革命ウテナ(アンシー)二次創作。

 

 

 緒方賢美「凶悪的指導 第一条 第八項 じゅんび号」と「凶悪的指導 第一条 第八項」です。じゅんび号が1997年10月発行 B5オフセット40ページ。無印が1997年12月発行 B5オフセット60ページ。キューティーハニーF(ハニー)二次創作。
 無印のほうが20ページほど多いのですが、じゅんび号には「じゅんび号用おまけマンガ」 が収録(^^)。このおまけマンガがまた良いです(笑)

 

 緒方賢美「凶悪的指導 第一条 第9項」。1998年8月発行 B5オフセット56ページ。バトルアスリーテス大運動会(あかり・いちの・クリス)二次創作。

 

 緒方賢美「凶悪的指導 Vol.10」です。ここからタイトルの通巻表記が変わります。1998年12月発行 B5オフセット20ページ。彼氏彼女の事情(宮沢雪野)二次創作。
 ちなみにVol.10以降はじゅんび号のみで無印は発行されておりません。

 

 緒方賢美「凶悪的指導 Vol.11」です。1999年5月発行 B5オフセット20ページ。天地無用!(清音)二次創作。

 

 緒方賢美「凶悪的指導 Vol.12」です。1999年8月発行 B5オフセット24ページ。カードキャプターさくら(さくら)二次創作。

 

 緒方賢美「凶悪的指導 Vol.13」です。2004年8月発行 B5オフセット28ページ。ギャラクシーエンジェル(メアリー少佐)二次創作。凶悪的指導シリーズの最後となります。

 

 緒方賢美「凶悪的指導 Redux1」です。2000年8月発行 B5オフセット48ページ。発行タイミングとしてはVol.12と13の間になります。魔術士オーフェン(リコリス)二次創作。

 今週はこんなところで。来週はちょっと未定(^_^;)。

 

 

 

2025年
11月22日(土)
天気(晴)

 

 寒さ少々厳しくなってまいりました。インフルエンザも流行りだしております、皆様もお気をつけください。

 今週の新着目録です。かなり古めの少女雑誌4冊です。少なくて申し訳ありません(^_^;)

 

 

 集英社「少女ブック」1951年9月創刊号です。
 集英社が「おもしろブック」に続き発行した少女向けマンガ雑誌。当時は少女誌ではまだ珍しかったB5版。
 創刊号の発行部数は8万部。3年後には65万部の発行数となり、少女誌のトップとなりました。創刊当初はストーリー漫画は少なく、絵物語やコミカルな漫画が主体でした。
 画像2点目は松本かつぢ「虹のお城」絵物語。画像3点目は塩田英二郎「子象のマッコイちゃん」。画像4点目は上田としこ「ボクちゃん」。
 女性の作家はまだ珍しく、マンガでは上田としこのみ。師匠の松本かつぢと同時掲載というのが興味深いです。

 

 

 少女ブック1962年夏休み増刊号です。判型はA5版です。
 女性漫画家は多少増えましたがそれでもまだ、わたなべまさこ、水野英子、西奈貴美子と比率的には半分も満たいない状況です。
 わたなべまさこ「小さな紅蘭」 。カラー12ページ付きで豪華です。ちなみに単行本未収録。
 牧かずま「江梨子」、橋幸夫の「江梨子」という曲をベースにした作品。ちなみに映画かもされました。
 山口よしひろ「消えた湖」。山口よしひろの詳細はわかりませんが、劇画系貸本雑誌で多少活躍した方です。女の子が可愛く、画面構図などとても上手な方です。

 

 

 講談社「少女クラブ」1955年4月号です。まだA5版の頃です。
 手塚治虫「リボンの騎士」、倉金章介「ピノキオ姫」等。
 当時は写真小説というのが流行っておりました。二反長半「虹よほのかに」、出演は松島トモ子、上田みゆき他。

 

 

 小学館「少女サンデー」1962年4月号です。
  これが最終号です。創刊号は1960年9月号で、当時小学館から刊行されていた『女学生の友』の姉妹誌として刊行されました。創刊から1961年まではB5版で1962年1月号からA5版となりました。
 当初は隔月で途中不定期観光となったため、トータルの発行数が不明なのですが、11冊くらいは発行されたようです。
 巻頭は高橋真琴の絵物語「花物語 さくらさくら」。
 少女誌には珍しい寺田ヒロオの「おじさん」は読み切り。
 芳谷圭児「風の中のユリ」は連載ですが、当然最終回となりました。

 今週はこんなところで〜。来週はまた同人誌の予定。

 

 

2025年
11月15日(土)
天気(晴)

 

 そろそろ冬の気配です。

 今週の新着目録です。緒方賢美関連同人誌です。
 今週は緒方賢美 BIBLE関連です。追悼本と個人誌を取り上げました。グループ誌はまた後日。

 

 

 緒方賢美が2009年に亡くなられた際に有志で発行された追悼本です。発行は2010年12月で改訂版となります。
  親しかった生亀(平山)信幸・うたたねひろゆき・大島洸一・小黒祐一郎・計奈恵・加藤裕美・川口宏一・北かづき&まあくU・このま和歩・菅森義之・高橋亮・谷川あいら・安田かや・結城信輝等による追悼文と発行された同人誌のリストから構成されています。

 

 緒方賢美「燃えろ! ジューシィローズ」オリジナルキャラクターラフスケッチ集です。
  オリジナルの女子プロアニメの設定資料集。生亀(平山)信幸によれば一度アニメ化の動きもあったそうですが、結局その企画は緒方賢美が関与する形ではなく後の「ウォナビーズ」へと繋がったそうです。

 

 

 1993年8月発行「雨天中止 Vol.1」コピー誌と「雨天中止 非売品」オフセット誌です。
 1993年4月から6月にかけて行われた、ぬいぐるみショー「セーラームーンR」の資料集となります。Vol.1が写真と若干の資料から構成。「非売品」はパンチラメインの写真から構成されています。「非売品」がおまけ的な扱いだったのかどうかはちょっとよくわかりませんでした。
 Vol.2の企画もあったようですが、刊行はされませんでした。

 

 1994年12月発行「下書きのつづり」です。
 書き溜めた未完成原稿をまとめたもののようです。

 

 「天使の伝説」「天使の伝説2」「『虹の天使』DATABOOK」です。
 キューティハニーの二次創作本です。 「『虹の天使』DATABOOK」は「天使の伝説」の下書き、没原、設定資料をまとめたものとなります。

 

 1996年8月発行「YOUNG進化論」です。
 「OL進化論」の二次創作本です。中身はちょっと見せにくいのです(^_^;)。

 

 1996年12月発行「先生の本」です。
 「地獄先生ぬ〜べ〜」「神秘の世界エルハザード」「ひみつのアッコちゃん」3作品の二次創作本です。

 

 2002年8月発行「ななみとうがらし」です。
 「忍者戦隊ハリケンジャー」の二次創作本です。

 今週はこんなところでー。来週は引き続き緒方賢美のグループ誌をやるか古い少女雑誌やるか、ちょっと悩んでます(^_^;)。

 

 

2025年
11月8日(土)
天気(晴)

 

 めっきり寒いです(^_^;)。

 今週の新着目録です。今週も同人誌イロイロ。

 

 TAGRO「B.O.D Vol.1」です。作者デビュー前の1995年4月のコミティア32に合わせて発行した初のオフセット誌です。刷り数はわずか50部(^_^;)。「これを出してなかったら漫画家にはなってなかったかもしれない。」とのことだそうです。絵柄が初期から完成されているのがよくわかります。ちなみにタイトルのB.O.Dは「BUY or DIE」の意味だそうです。

 

 女神経典発行「ANGEL BLADE オフィシャルブック」です。大張正己監督の同名アニメ「ANGEL BLADE」の設定資料集となります。

 

 夜盗組発行「円盤戦争バンキッド MATERIAL」です。1976年に日テレで放映された「円盤戦争バンキッド」という特撮テレビ番組の設定資料集です。

 

 スティレット発行、赤井孝美「2002赤井孝美お仕事ブック」。ぷちぷり*ユーシィからプリンセスメーカー4までの2002年中の赤井孝美のお仕事概要をまとめた本です。

 

 菅原克己という昭和期の詩人の詩をベースに創作された合同誌。発行サークル名の記載はなし。山川直人・保光敏将・内田かずひろが執筆。

 

 

 Munchen Graph発行「はらはらどけいFinal かるぴす名作劇場 7:30」。アニメ世界名作劇場シリーズのエロ系二次創作合同誌。総集編だと思われるが、それにしてもコレだけのメンバーをよく集めたものだと感心します(^_^;)。目次全部打とうと思ったのですが、メンバー多すぎて途中で断念しました。

 

 FUNKY MONKS発行「COPS in the SPACE」。宇宙刑事シリーズの二次創作です。といってもオリジナルの宇宙刑事が多いのですが(^_^;)。

 今週はこんなところですー。来週も同人誌かな(^_^;)

 


 

2025年
11月1日(土)
天気(晴)

 

 急に寒くなってまいりました。神保町は神田古本まつりの後半戦です(^^)

 今週の新着目録です。同人誌関係イロイロです。

 「原理研の美子ちゃん」コピーです。「勧誘編」「霊感商法編」「スパイ防止法編」「これが原理研=統一教会のパンフレットだ!!」 の4枚がホッチキスで止められております。発行奥付不記載ですが、まあなんとなく誰が描いたかは推測つきます(笑)

 

 

 プロジェクトG-OTA発行「炸裂! ぐるぐるパンチ」Vol.1〜4の4冊セットです。JWP(女子プロレス)のファンブックですね。福岡晶とかその周辺みたいです。店主は女子プロ全く詳しくなくて解説できずに申し訳ない(^_^;)

 

 

  美少女愛好会発行「美少女学 Vol.17」と「美少女学 Vol.18」です。ちなみに表紙のように見える画像は実は表2(表紙裏側)です。表1は同じ図柄を使い続けているので区別つきにくいので(^_^;)。
 「美少女学」を何号まで続けたかちょっと不明ですが、その後サークル名を変えて「グライフ」を発行するようになります。

 

 飯田橋修一ひきいるすーぱーがーるカンパニー発行「ななこ ざ、すーぱーがーる」Vol.2です。何号まで続いたかちょっと知らないのです。でもX民の中に詳しい人がきっといますね(笑)

 

 富士鷹なすびの個人誌「なすび」です。デビュー前の「シリーズ紙の旅」という作品群をまとめた掌編集です。

 

 赤井孝美「愉快漫画 あらびき家族」です。もともと水玉螢之丞「こんなもんいかがっすかあ」にゲストとして寄稿した作品ということのようです。寄稿分の再録と新作が載っています。さらに奥様のひぐちきみこ「トルネコの大冒険2をやってます」も併載。

 ダイコンフィルム発行「愛國戦隊大日本ひみつブック」です。
 1982年8月のTOKON8にて上映した「愛國戦隊大日本」に合わせて制作したもの。
 ちなみに初期版と後期版があり初期版は公開時に合わせて作成したものでテキストが手書き文字となっている、その後テキストをタイプした後期版が作られそちらはゼネプロなどで販売された。
 今回のものはテキスト書き文字の初期版です。ちなみに動画はYOUTUBE検索すると見れます(^^)

 

 

 1981年8月開催の第20回日本SF大会DAICONVプログレスレポートと3冊と会場案内図。

 

 1980年8月7日開催、第19回日本SF大会TOKONZプログラムブックとイベント案内(イベントダイアログ)。

 

 1982年8月開催 第21回日本SF大会TOKON[プログレスレポート3と案内チラシと入場券。

 今週はこんなところで〜。来週は3日月曜祝日は営業、4日火曜日と6日木曜日は休業します。目録更新は同人誌がちょこちょこかもー(^_^;)

 

 

 

2025年
10月25日(土)
天気(雨)

 

 神田古本まつりが10月24日(金)から11月3日(月・祝)の日程で開催されております。
 本日はあいにくの雨で表のワゴンセールもほぼしまっております。
 当店は店内で毎度恒例床の上100円均一セールを開催中です。ぜひこの機会にご来店を(^^)

 今週の新着目録です。マンガ原稿2点のみです(^_^;)

 

 

 しだ翠(いけうち誠一)「ミッドナイトピエロ」原稿、全16ページ揃いです。B4サイズの原稿用紙16枚にかかれております。扉用のタイトル等の指定紙がついております。画像1枚目は指定紙を被せた状態で撮っております。
 しだ翠は「蘭館」が有名ですが、この作品も退廃と耽美の極致といえる作品です。

 

 みやわき心太郎「レイプマン」原稿です。見開き2枚含む全28枚(30ページ換算)のB4サイズ原稿です。指定紙3枚付き(指定紙破れあり)。画像の1枚目は指定紙を被せた画像です。
 リイドコミック版『レイプマン』の第9巻第1話の「麻璃子」という作品になります。

 今週はこれだけー(^_^;) 来週は同人誌関連を予定しています。

 

 

2025年
10月18日(土)
天気(雨)

 

 ようやく秋も深まってきた感じです。

 今週は「ぐまちゃん温泉郷」の原画販売となります。よろしくお願いいたします。

 

 来週10月24日から11月3日までの日程で神田古本まつりが始まります。当店では表通りのワゴンセールには参加しておりませんが、店内で毎度恒例床の上100円均一セールを開催いたします。今年は同人誌出します(^^)

 

 

2025年
10月11日(土)
天気(雨)

 

 ここのところ天候不順ですね(^_^;)

 今週の新着目録です。あまり点数アップできなくてすみませんm(_ _)m

 久しぶりのアダルト系コミック(^_^;)。ほしのふうた「もぉいいかい?」。B5サイズのフルカラーコミック。イラスト中心でマンガは少し(^_^;)。

 

 

 明治大学漫画研究会1979年6月発行「MORE 8号」です。
 表紙は、おざわゆうじ。まんが家としても少し活躍しましたが竹書房「近代麻雀オリジナル」編集長としてのほうが有名。
今西亜麗(五十嵐浩一)「ICONOCLASTS」。ペリカンロードで名を馳せました。最近はちょっとお見かけしなくなっている。
山田双葉(山田詠美)「邪宗門秘曲」。少しだけ山田双葉名義でマンガ描いてましたが、小説家として大成いたしました(^^)。
片山政幸(片山まさゆき)「INVADER狙撃隊」。『ぎゅわんぶらあ自己中心派』や『スーパーズガン』でブレーク。麻雀マンガを描き続け、雀荘経営したりしましたが、最近はちょっとお見かけしなくなりました。

 

 

 

 個人誌3点。

 1999年8月発行、 赤井孝美「おねえさんといっしょ プリンセウメーカー4アイディアスケッチ集、ゲストは奥さまのひぐちきみこのマンガ(^^)。プリンセスメーカー4のキャララフと設定が中心です。この本によれば4の舞台設定は現代で正式な制作発表は99年秋頃が予定されていたそうです。プリンセスメーカー4はその後の紆余曲折により2005年9月にプレステ2版が発売。キャラクターデザインも天広直人に変更となりました(^_^;)

 おがわさとし「エロチカ」。ヤングモバイルマガジンというWEBマガジンに掲載されていたちょっとHなショート漫画をまとめたものです。 うまい方なんですが、電子書籍ばかりで紙の本があまりないのが残念です。

 北原文野「天使の羽をさがしてる」全6巻。作画グループ所属で、新書館や秋田書店で商業漫画を書いておりました。商業の頃からPシリーズと呼ばれる超能力者ものを描いており、この「天使の羽をさがしてる」はPシリーズの末期の作品です。

 

 

 りぼん1965年1月号。60年前の雑誌です(^_^;)。わたなべまさこ「王女ミナ子」カラーページ付き。竹本みつる「雪ちゃん」と上田としこ「四人姉妹」他。

 雑誌は他に週刊マーガレットが3点。

 今週はこんなところで。来週は『ぐまちゃん温泉郷』展の原画の通販分をアップします(^^)。


 

2025年
10月04日(土)
天気(雨)

 

 ようやく秋めいてまいりました。長雨の時期ではありますが(^_^;)

 今週の新着目録です。同人誌ほか色々ちょこちょこ。

 長谷川哲也「神幻暗夜行」です。コミックマスター掲載の連載作品をまとめたもの。作者初の単行本で、諸星大二郎に傾倒し影響を受けていたのがよくわかります。店主お気に入りの1冊です。帯付きでコンディションも良好(^^)

 

 1985年版の押井守「天使のたまご 絵コンテ集」です。元版なのでコートもかかっていなく、薄くシミ汚れもありますのでお安めに。店主はこの映画大好きでした(^^)

 

 

 アニメージュ1991年4月号付録「漫画大行進 ’91春」です。
 加瀬政広「春巻少女」
 梅津泰臣「BLOW」
 正子公也「十八史略絵巻 其ノ二 必殺の唄」
 アニメージュだけあって、アニメーターの作品が多いです。他に美樹本晴彦、北爪宏幸などもおります。

 

 ロケーションマップ製作委員会発行「ロケーションマップ 平成四年晩」です。首都圏(新宿・渋谷・池袋・神保町)4箇所のゲームセンターマップと各店舗のアーケードゲーム筐体の設置状況をまとめたものです。
 平成4年(1992年)の神保町のマップを見るとゲームセンターは11軒ありましたが今では1軒も残っておりません。寂しい限りです。当時店主は雷電をやりまくっておりました(笑)

 

 個人誌3点。
 TAGRO「PLOVES」
 月角「落描き あるばむ」
 流星ひかる「オブラートの月 白金の星」。
 TAGRO「PLOVES」はマンガ作品ではなくイラストとコラムのおそらく無配本。おそらく「B.O.D 2」を出した直後でデビュー寸前の時期のものだとおもわれます。
  月角「落描き あるばむ」は、自宅が水害で描き溜めていた古い原画をサルベージして急遽出したコピー誌。絵柄が随分と違います。
 流星ひかる「オブラートの月 白金の星」。流星ひかるは久保書店系のアンソロジー本で活躍された方。同人誌は二次創作が多かったようですが、こちらは久しぶりのオリジナルだったようです。
 

 

 リレーコミックスきかく社発行「地下秘密工場生産品」です。コミケ20周年に合わせてガタケット界隈のメンバーで作った本のようです。
 リレーマンガの執筆者は「はなみざわきゅうたろう・おおじろう・まんだりんご・はりぃ・やまうにもんぜつのすけ・えどわあどがぶろんびっけばっけんばあどどどううたんななせい・さかたふみひこ 」と記載がありますが、店主が確実に絵がわかるのが花見沢Q太郎しかおりません。ごめんなさい(^_^;)

 

 レッドタイルカンパニー発行「赤牌ゴールド」です。発行趣旨がイマイチ不明なんですが、TOKUI杯と冠した麻雀大会の結果発表ニュースペーパー「赤牌」の特別版ということのようです(^_^;)。参加メンバーにマンガ関係者が多かったのでこのような同人誌出したようです。

 1995年7月9日、晴海国際見本市開催の「セラコミ」第1回の公式ガイド(カタログ)です。約470サークルで推しキャラごとにスペース分けがされていたようです。

 

 

 ショタケット準備会のショタケットのカタログ4冊です。
 ショタケット1: 1995年5月5日 川崎市産業振興会館1F 76サークル
 ショタケット2: 1996年5月5日 川崎市産業振興会館1F 108サークル
 ショタケット3: 1997年5月5日 川崎市産業振興会館1F 107サークル
 ショタケット4: 1998年5月5日 都立産業貿易センター 128サークル

 意外なことに初期は男性主催のサークルが多かったようです。

 今週はこんなところでー。来週も同人誌かな〜(^_^;)

 

 

 



東京都公安委員会許可第301020205392号 書籍商 代表者:藤下真潮