神保町裏通り日記  
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12月23日(土)
天気(晴)
売上(マア)

 

 本年も何とかやり過ごせました(^^;。それほど安定していたわけではありませんが、かといって激動に一年というわけでもありませんでした。なんとなく過ぎた一年でありました。

 今年最後の新着目録です。しばらく溜めてあった貸本マンガと以前別な目録に使った貸本マンガを値段を変更したもので、36冊一気にアップです。雑誌の方は月刊プリンセス1977年分。在庫目録上は1年分12冊あるはずなのですが、掘り返してみても9冊しか出てきませんでした。残り3冊はどこか倉庫の奥深く沈んでしまっているようです(^^;。

 

 左は中村書店のA5ハード版、オオトモヨシヤス「続 南極大陸」。右も同じオオトモヨシヤス「続 火を喰った小太郎」。どちらも昭和32年の発行。どちらも「続」となっておりますが、正編からの続きではなく同じ設定と言うだけで、ストーリーは独立した物です。

 上の絵は「続 南極大陸」から。この時期の作者のセンスの良さがうかがえます。

 

 同じナカムラマンガシリーズからもう2冊ご紹介。左は咲花洋一「夜光怪獣」。右は松沢のぼる「音波銃の最後」。

 

 

 こちらは佐藤プロの「花」4冊。表紙は高橋真琴、巻頭カラーは楳図かずお。当時の両者の人気がうかがえるシリーズです。

 

 こちらは矢代まさこ、ようこシリーズ2冊。シリーズ3「女の子対男の子」とシリーズ13「くいしんぼ日記」です。シリーズコンプリートを目ざす方の多い作品ですが、一桁台前半が難関です。

 お次はひまわりブックから2冊ご紹介。ひまわりブックは昭和34年6月頃に若木書房から刊行された少女向けシリーズで、通巻474まで確認されています。末期の刊行年は、はっきりと分かりませんが昭和43年頃だと思われます。初期はA5ソフトカバーで最末期は新書サイズでした。当初は貸本少女マンガの実力派作家が中心ですが、後半になると新人の台頭めざましいのが特徴です。昭和40年代の少女漫画家の育成にもっとも貢献したシリーズと云えます。

 その後少女フレンド誌や小学館の学年誌で活躍する、大岡まち子「ひまわりブック317:かなしみの白鳥」。バレエのポーズも気合いの入った描写です。

 小学館少女コミック誌で活躍する早瀬マキの別名義角田まき子の「ひまわりブック397:旅のおわりに」。こちらも秀作です。

 

 最後は、かなり長期にわたって雑誌や貸本で少女マンガを描いていたにもかかわらず、ついに少女マンガで知名度を得ることが出来なかった保谷よしぞうから2作品。左は東京漫画出版保谷よしぞうシリーズ4「姉の命」。右は同じ東京漫画出版の「しあわせの秘密」。この当時としてはなかなか高い水準の絵を描いておりました。

「姉の命」から目次ページ。

 まだまだ紹介しきれませんが、残りは目録の方でご確認下さい。

 新年の目録更新は1月6日を予定しております。予定では珍しい雑誌の創刊号(雑誌は珍しくないけれど創刊号は珍しい)のデッドストックを出す予定です。

 今年も一年ありがとうございました。良いお年をお迎え下さいm(_ _)m。

 

 

12月16日(土)
天気(適当に晴)
売上(適当に売れ)

 

 今年ももう後残り少ないです。一年があっという間に過ぎると感じるのも年のせいなんでしょうねぇ。

 今週の新着目録です。予告通り宇宙開発関連ですが、実のところ先週予告した分ではなくて、今週突如入荷した分です。というわけで宇宙開発関連はまだまだ続きそうです。量的にはそんなに多くなかったのですが、手間と暇のヨンドコロナイ事情によって、今週はマンガ関連ありません。ごめんなさいm(_ _)m

 今週の宇宙開発関連は、原田三夫が会長だった日本宇宙旅行協会の会誌「宇宙旅行」が主体です。

 まずは原田三夫のプロフィールを少々。1890年愛知県生まれ。東大理学部植物学科を卒業後、「子供の科学」、「科学画報」などを創刊。科学ジャーナリストの先駆者である。
 1953年にIAF(国際宇宙旅行連盟)の勧めを元に日本宇宙旅行協会を設立する。日本宇宙旅行協会は、その後日本宇宙飛行協会と名称を変更するが、その正確な時期や経緯に関しては詳細が不明である。
 1964年夫人を亡くした後は、一線から退き初め、晩年は宗教的な路線へと転向する。1977年没。

 まずは、その日本宇宙旅行協会の会誌だった「宇宙旅行」から。

 

 左は「宇宙旅行 第1号」1953年9月頃の刊行。右は「宇宙旅行 第36号」1966年4月刊行。36号の巻末には自らの経歴や妻の看護記録の出版などの記載があり、このころから科学ジャーナリストとしての仕事を退きだしたのではないだろうかと推測させる。

 

 左は、日本宇宙飛行協会本庄(埼玉県)支部が発行した会誌「宇宙船 第1号」。右は、日本宇宙飛行協会が発行した「宇宙飛行 第63号」。協会の発足がいつかという詳細はよく分かりませんが、この時期会長が日下実男から小黒晴夫(東海大学教授)に代替わりしております。

 

 最後に今回のお薦め。アポロ月着陸船を制作したグラマン社の出版物「NASA/GRUMMAN APOLLO LUNAR MODULE」。7枚の透明なセルに印刷され重ね合わせで内部構造の詳細(全部で118パーツの名称も載っています)が分かるという仕組みになっております。何かのイベント配布用の資料だと思われます。

 来週は今年最後の目録となります。少しだけたまった貸本マンガと月刊プリンセスをやる予定です。

 

 

12月9日(土)
天気(小雨)
売上(冥)

 

 内職その2がようやく動き出したと思ったら、内職その1が吹っ飛びそうになり始める今日この頃です。本日は雨も降ってえらく寒いです。

 最初にちょっと宣伝。ざちおさんの初商業誌で初連載「まかないこむすめ」掲載の新雑誌「コミック・シルフ」は、本日発売です。応援よろしくですm(_ _)m

 内職その2の「WAVE」は、来週12日(火)発売のヤングチャンピオンから新連載。こちらも応援よろしくですm(_ _)m

 てなわけで今週の新着目録です。宇宙開発関連間に合いませんでしたm(_ _)m。雑誌は週刊少女コミック1973年〜74年42冊新規追加。他は図鑑3冊です。

 

 まずは今週一番の売り、週刊少女コミック1973年23号〜37号まで掲載された、細川千栄子「愛の序曲」です。舞台は帝政ロシア末期ロマノフ王朝時代。左はヒロインのエリザ、右は準主役のラス。実はこのラスという男・・・

これです。

 ロシアの怪僧と呼ばれたグレゴリ・ラスプーチンです。これほど美化されたラスプーチンも希有だと思われます。マンガの舞台となる時代にはすでに40才(45才で死亡)を超えていたはずですし、エリザと結婚しようとしますが、実は20才ですでに結婚しており、子供もおりました。という具合に突っ込みどころ満載です。でもまあパワフルな展開は面白いです。
 余談ですが、このラスプーチンはロシアでは特に忌み嫌われていた存在だったようです。現ロシア大統領プーチンの祖父は元々ラスプーチン姓だったそうです。祖父はこの姓を嫌って”プーチン”と改姓したようです。

 こちらはその後「オヨネコぶ〜にゃん」として一世を風靡することになる、市川みさこ「しあわせさん」の第1回(1973年12月9日号掲載)です。最終回は1984年10月5日号ですから実に10年以上続いた作品でした。当初は学園物のコメディとしてスタートしております。オヨヨも当初はまだ出てきておりません。
  単行本としては「しあわせさん」が1〜6巻(その後1〜6巻もタイトルを「オヨネコぶ〜にゃん」に変更して再版されます)、7〜9巻が「オヨネコぶ〜にゃん」として出版されました。しかし第1巻はオヨヨが登場以降ですし、アニメ化がはじまった以降、改題して掲載された「オヨネコぶ〜にゃん」は、単行本9巻には収録されておりません。要するに連載の真ん中しか単行本収録されなかった珍しい連載マンガです。どこからどこまでが未収録なのかは一度ちゃんとチェックしてみたいのですが、なにせ単行本が手元にないので(^^;

 それからこの名作は忘れちゃいけない。1974年5月5日号掲載、萩尾望都「トーマの心臓」第1回です。画像曲がってます。すいません(^^;

 

  

 他は飛鳥幸子とか矢代雅子の単行本未収録とかもあります。

 図鑑の方は3冊。

 こちらはミニレディー百科「手芸入門」です。イラストが市川みさこオンリーというのが珍しいです。

 

 最後はこちら。小学館のなぜなに学習図鑑シリーズです。全部で28巻ほど出たようです。後半ほど出にくくなります。学習図鑑と歌った割には内容がぶっ飛んでいるので、結構人気があるシリーズではあります。
 左は「なぜなに月と宇宙のふしぎ」。残念ながら箱欠。右は「なぜなに空飛ぶ円盤のふしぎ」。児童向けなので帯が残るケースが少ないので、帯付は結構珍しいと思います。

 

 

12月2日(土)
天気(晴)
売上_| ̄|○

 

 もう師走です。年々一年が過ぎるのが早くなる気がする今日この頃です。

 今週の新着目録です。雑誌は別冊マーガレット。マンガ関連は池田理代子系が少し。他は先週に引き続き宇宙開発関連です。

 別冊マーガレットに関しては、以前売り切れていた物の追加のため解説は割愛。

 池田理代子に関しては原画集2点と単行本3点。

 

 左は集英社から出た自選原画集「ベルサイユのばら」。ポスター2枚ついて状態もわりかし良い方です。右は中央公論社からでた自選原画集「女帝エカテリーナ」。

 

 左は、アニメコミック「ベルサイユのばら」全4巻です。状態はちょっと難ありです。右は清山社から出たマンガ漫画館・魅力シリーズ18「ベルばら・池田理代子マンガの魅力」。

 他に少女マンガは久木田律子とのがみけいの2点。

 のがみけい「風よ雲」は、久しぶりに2巻そろいました。

 お次は先週に引き続き宇宙物。

 

 こちらの2点はともに原田三夫・新羅一郎の共著「宇宙ロケット」と「人工衛星と宇宙飛行」です。ほぼ同時の出版で、内容は大人向けのちょっとだけ専門的な内容。

 

 左はアメリカ大使館文化交換局出版部発行、アメリカの科学シリーズ4「アメリカの人工衛星(II)」です。以前(1)はあつかったことがあるのですが、シリーズで4まで出ていたのは私も初めて知りました。右は初期ソビエトロケットの研究本「ソビエト宇宙計画を探る」。

 

 あげるときりがないので最後に2点だけ。左は1980年に行われて宇宙科学博覧会の公式記録集。ちなみに関係者配布用の非売品です。右はロケット大好きSF作家野田大元帥編集の「宇宙船野郎たち」。SF・NASA小説「ランドサット、愛をこめて」 なんてのも載っております。

 思いの外大量に宇宙関連が入荷したので、来週も宇宙関連をアップします。それから週刊少女コミックもアップ予定です。

 

 

東京都公安委員会許可第301020205392号 書籍商 代表者:藤下真潮