神保町裏通り日記
 
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2021年
12月25日(土)
天気(晴)

 

 年内の営業は30日(木)までとなります。新年は5日(水)より営業開始いたします。

 年内最後の新着目録更新となりました。雑誌2冊、同人誌6冊。相変わらず少なくてすみません。

 

 

 別冊少女フレンド1966年6月号。1966年のものが入荷したのは当店でも初めて(^^)。
 細野みち子「とし子のしあわせ」 。扉ページが栞(ただし切り抜かなきゃいけない)は斬新は斬新(^_^;)。
 楳図かずお(赤い服の少女)初出と笛野八郎「のろわれた家」。ホラーはやっていた時期なんで2作品と比率高いですね。

 

 

 珍しいB5判型の「メディウム スペシャル」。スペシャルとついていますが、おそらく増刊ではなく従来「メディウム」のイメージ替え新装刊だったようです。表紙に「13番めに生まれ変わる」とあるように通巻13冊目で従来のA5判型からB5判型に変更されたようです。でも結局これっきりで廃刊になったようです(^_^;)。JET「月下美人」、飯田耕一郎「神憑き」、田島昭宇「CITY OF THE DEAD」等。

 

 

 漫研QUEEN1976年6月発行、「QUEEN 2(ストーリー特集号)」です。漫研QUEENは1975年2月に発足。コミケの第1回にも参加していた子さんサークルです。この発行時で正会員150名、購読会員100名、特別会員(プロ)20名という当時としては巨大サークルでした。関与したプロとしては芳村梨絵、槇村さとる、くらもちふさこ、あさぎり夕、石本華子、伊藤愛子、星合操、明智抄、亜月裕、竹田やよい、たらさわみち、佐藤志保里、成毛厚子、おおの藻梨以等がおりました。
 2号には特別会員の槇村さとる、くらもちふさこ、佐藤志保里、星合操、石本華子が寄稿しました。
 

 

 

 東京家政大学漫画同好会1977年11月発行、「OZ」創刊号です。Yu.Asagiri(あさぎり夕)「青い鳥をさがして」、朝霧勇(あさぎり夕)「美少年ガルーダ」、あさぎり夕「麦の穂ゆれる空の果て」、そしてとじ込みピンナップとあさぎり夕が個人誌並みに描いてます(笑)。

 

 

 伝説の「シベール」亡き後にメンバーの一部が刊行した、ぐるーぷティンカーベルの「アスケロン 2号」。三鷹公一「想う…」。森野兎(森野うさぎ)「妖精などいない日々」。

 

 おなじく「アスケロン 7号」。川猫めぐみ「乙女のゆりかご」。I.N.U(豊島ゆーさく)「螢雪)。

 

 さらに同じく「アスケロン EX(リラックス)」。吉田美穂「旅」。あさりよしとお「試験に出る北海道」。

 ラストは東大漫研TUCS1978年8月発行、「TUCS 創刊号」。特集:三原順ランドに、同人誌の世界を訪ねて 第1回「忠津陽子ファンクラブ POST SCRIPT」掲載。

 今年一年大変お世話になりました。来年が良い年になりますようにm(_ _)m

 

 

2021年
12月18日(土)
天気(晴)

 

 

 ここのところ寒さが厳しいですが、週末だけは天気が良いです。

 今週の新着目録です。同人グループ ぐるーぷANTIの「あぴいる」関連17冊です。

 ぐるーぷANTIは、1968年1月に結成された漫画同人サークルです。初期は「わたぼうし」という肉筆回覧誌を発行し、1971年からは青焼きコピー誌「あぴいる」を発行した。初期メンバーにはふじもり久、深山のぼる、和田慎二、中川由美子等が居た。

 

 ぐるーぷANTI「あぴいる 2号」1971年10月7日発行 A5青焼きコピー誌 16ページ 限定30部です。和田慎二「クマさんの10月」7ページ収録。別冊マーガレット1973年10月号に同じタイトルの作品があるが、こちらはそれのプロトタイプとなります。

 

 

 「あぴいる 4号」1972年7月9日発行 A5青焼きコピー誌 30ページ 限定30部。和田慎二「もりそば幻想」、矢吹レイコ(中山星香)「Voice of Spring」。この頃はまだ限定30部という少部数発行だった。

 

  

 「あぴいる 5号」。1972年11月23日発行 A5青焼きコピー誌 34ページ。和田慎二「続 もりそば幻想」。浅井ミノル「銀河のあとをたずねて」。このタイトル中の「銀河」は若木書房発行の「銀河」のことで、鷹羽あこが主催したファンタジック・クラブの本部があった渋谷区初台の跡地を尋ねるコミックエッセイである。早瀬淳(はやせ淳)「JUN様ここに登場!!」。近況を語るエッセイ。この時点で矢口高雄のアシスタントをしていたようである。

 

 

 「あぴいる 特別号」1974年7月29日発行 B6オフセット146ページ 限定300部。前の5号から2年弱ほど経過しての発行。メンバー層での参加のほか鈴木光明の三日月会からのゲストも多数参加している豪華本。和田慎二「ケーコとパパとアップルパイ」。こちらは75年花とゆめ増刊号に掲載した「バニラエッセンスの午後」のリライト。矢吹レイコ(中山星香)「お龍」と早瀬淳(はやせ淳)「リチャードとエミリー」。ゲストは市川ジュン・山田ミネコ・ささやななえ・いまいかおる等と豪華。

 

 「あぴいる 7号」1974年12月22日発行 B6青焼きコピー誌 30ページ 限定70部。中川由美子「羊歯の丘」。この頃から部数が70部と増えます。

 

 「あぴいる 8号」1975年2月16日発行 B6青焼きコピー誌 40ページ。真乃呼(石戸節子)「月うさぎ」。真乃呼とぐるーぷANTIの接点はよくわかりませんが、この語2回ほど作品が収録されます。

 

 「あぴいる 10号(特別号)」。1977年1月発行 B6オフセット56ページ 限定200部。久しぶりのオフセットですが発行日がかなり変です。「あぴいる 12号」1975年9月15日発行(奥付表記はミスと思われる。実際は76年10月頃)よりも後の発行となっている。おそらく特別号として編集していたのは良いが編集が遅れたかオフセット印刷のための資金が不足したのかもしれない(^_^;)

 「あぴいる 案内号」1974年9月発行 A6青焼きコピー誌18ページ。本来は「あぴいる 特別号」の付録として企画されたらしいが、諸般の都合で「あぴいる」新シーズンへの案内となったようである。

 「あぴいる通信」1975年9月発行 A6青焼きコピー誌10ページ。「あぴいる 10号(特別編)」の発行遅れの言い訳用に発行されたようである(^_^;)

 「こぴいる 創刊号」。1981年4月発行 B5コピー誌 6ページ。初のゼロックス式コピー誌。定期購読会員用だったようだ。この頃会員総数64名(女44名・男20名)だった。

 全部紹介しきれませんでしたが、今週はこんなところでー。来週も同人誌の予定です。

 

 

 

2021年
12月11日(土)
天気(晴)

 

 12月10日(金)〜23日(木)の日程で東京古書会館とくだん書房の2つの会場で「みやわき心太郎の世界展」を開催しております。

 

 ご都合の良い方は是非足を運んでいただければ。

 今週の新着目録です。同人誌でグループ誌2冊、個人誌5冊です。バタバタして作業が追いつかなくてすみません。

 

 

 

 楽書館1976年7月発行「竹とんぼ 4号」です。A6青焼きコピー52ページで、表紙はガリ版2色刷りです。新里敦子「赤い雨傘」、うたたねかずみ(高橋葉介)「マーミ」、さべあのま「おたんじょう日」、吉田あかり「コロッケ君からチューリップ」他掲載。

 

 

 MOB出版1976年11月発行「MOB 5号」。B6青焼きコピーガリ版複合70ページ。表紙は迷宮と親交のあった高橋祐子。 表紙はガリ刷りでグラデーション印刷が施されている。内部はがり刷りと青焼きの複合。どみにくさんた(水野流転)「スバル」と末弥純「カルーマーリド」掲載。末弥純はこの頃高校生だったはずだが、MOB出版とどのような関わりがあったかは不明。巻中に幻となった「岡田史子作品集の予告が載っている。

 

 同じくMOB出版1977年7月発行、和田宜久「夜は不思議な夢のはじまり」。 B5サイズ青焼きコピー誌。上下巻でそれぞれ158ページ、152ページと当時としてはかなりのボリュームだった。

 

  同じくMOB出版1977年7月発行、和田宣久「和田宣久初期作品傑作集」。B5青焼きコピー誌 92ページ。前掲の「夜は不思議な夢のはじまり」とほぼ同時期の刊行。発行日付がおなじになっているが、こちらのほうが後から刊行されたとの情報もあります。

 

 

 楽書館1983年8月発行、雨森亮太「雨森亮太作品集」 B5オフセット160ページ。1983年2月の23歳の若さで夭折した。多彩な表現を行う方で今後の活躍が惜しまれた。短い作品が多く、まとまった作品が読めなかったのが残念である。

 未確認マンガ集団AFO発行、志垣陽子「幽霊船」。高校時代(1973年頃)に執筆した作品だそうである。当時の高校生としてはかなりうまかった。その後は大阪芸術大学へ進学し、イラストレータとなったようですが、プロとしての活躍状況ははっきりしません。

 

  遊里亭1985年12月発行、志垣陽子「ファンシーキッド」。幻視人、ウェンディ等の同人サークルで描いたものを集めた短編集。表紙にかなり難あり。

 来週も同人誌の予定。

 

 

2021年
12月4日(土)
天気(晴)

 

 ついに12月になってしまいました(^_^;)

 今週の新着目録です。変な雑誌1冊と同人誌4点とB6貸本漫画5冊です。

 

 

 ミュータントプロ発行「ミュータントプロ 墨汁三滴 ガイド」です。1967年6月発行、A7サイズ12ページ、ガリ版印刷手作り製本です。ミュータントプロ(墨汁三滴)会長は菅野誠(ひおあきら)、副会長は細井雄二・田村仁。会員には河あきら、ほしの竜一、小森麻実などがいた。本書の内容は・入会方法・作品投稿規定・準会員・本会の沿革・主な連絡先等。

 

 痴魔社発行「ちましゃの理論」。1991年12月発行(推定)、B7オフセット46ページ。痴魔社の発行物リストが主体。4年も新刊が出ない時期だったので無理やり刊行した1冊だったらしい(^_^;)

  


 アズ漫画研究会発行「あず 5号」。1977年8月発行 A5オフセット140ページ 。5号は責任編集は陸奥A子でした。よねざわよしひろ(米沢嘉博)「バベルの塔のKの話」掲載。別冊付録で畑たいむ「れっどさん」付き。

 

 アズ漫画研究会発行「あず 7号」。1979年3月発行 A5オフセット140ページ。奇夢「水の子」掲載。

 

金園社、伊東章夫「悲しき天使」。1957年11月発行、B6ハードカバー、少女感激漫画シリーズ3。

 きんらん社、伊東章夫「おさげちゃん 後編」。1957年7月発行 B6ハードカバー なかよしまんが物語シリーズ23。雑誌連載作品かもしれないのですが、詳細はちと不明です。

 わかば書房、有川栄一(園田光慶)・城たけし合作「虹の妖精」。表紙や扉では有川栄一の単独名義ですが、前半を有川栄一、後半を城たけしが描いております。導入部はバレーものみたいですが、ミステリー作品です。ミステリーですがかなり狂気入ってます(^_^;)。

若木書房、渡辺雅子(わたなべまさこ)「続 瞼の姉妹」。1957年1月発行 B6ハードカバー 傑作漫画全集266です。わたなべまさこお得意の野生児少女の原点みたいなお話(^^)。

 

 若木書房、渡辺雅子(わたなべまさこ)「母の自画像」。1957年10月発行 B6ハードカバー 傑作漫画全集2。通巻2号になっていますが、わたなべまさこの人気があったので出し直した際の通巻と思われます。

 21世紀社発行「季刊 MOMO4」。1985年10月発行 B5サイズ34ページ。よくわからない内容の雑誌でしりあがり寿の漫画と花輪和一挿絵の記事が乗っております。箱付きで箱は結構分厚いのですが発泡スチロールの充填剤が入っていて実際の雑誌部分は薄いです(^_^;)。上野耕路「This Planet is Earth」というソノシート付きです。季刊と書かれていますが何号まで出たかは不明です。

 来週も同人誌の予定(^o^)丿

 

 

 

 

2021年
11月27日(土)
天気(晴)

 

 

 今日も寒いですが、天気は良いです。

 今週の新着目録です。今回は同人誌オンリーです。スクランブル残党関係多しです。

 

 スクランブル残党発行、松苗あけみ「Special Collection」。スクランブル残党発行の「木馬館」「HYPERION」などの表紙を集めたイラスト集です。

 

 

 幻想夢社発行「APOCYPHA 1」です。くじらい意久子・柘植さくみの二人誌ですが、表紙と裏表紙が内田善美、目次カットが松苗あけみとゲストが豪華(^_^;)

 

 スクランブル残党発行「HYPERION 2」です。野崎恵美子が主体のグループで松苗あけみ、美村あきの、安孫子三和、くじらいいくこ、長神伸子などプロデビューした作家も多い同人グループでした。2枚目画像は美村あきののイラストです。

 

 同じくスクランブル残党発行「HYPERION 4」です。66ページと青焼きコピー誌としては限界の厚さ。会員のBL系というかやおい系イラスト満載です(^_^;)。危ないページは袋とじになっていましたが、袋とじ部は開封済みです。漫画は矢部五子「林檎の思い出」、亜月聖「罪と罰」の2作品。

 

 

 スクランブル残党発行「木馬館 1」。会員のオリジナルストーリー集です。これを結構大量に印刷したためにスクランブル残党のサークル名を変更することができなくなったそうです(^_^;)。画像3は美村あきの「涙なんかぶっとばせ!」。画像4は板橋節子「くさのみ」です。

 「木馬館 3」の表紙を青焼きコピーしたA4サイズのピンナップ。松苗あけみのサイン付きです。おそらく即売会などで使ったと思われますが制作時期や配布時期は不明です。

 

 残りはヴァンパイアクラブ発行、「鏡 3」「鏡 4」「鏡 5」です。

 しばらく同人誌関係続きそうです。ではまたー(^o^)丿

 

 

2021年
11月20日(土)
天気(晴)

 

 

 少々寒いですが今日も良い天気です。

 今週の新着目録です。「キャンディ・キャンディ」のセットと同人誌4点です。今週も少なくて申し訳ありません。

 いがらしゆみこ「キャンディ・キャンディ」全9巻新書判です。8巻のみ書版でタイトル黒、8巻の小口ヤケ強めで、ほかは並品です。

 

 

 

 水野流転断篇集「小さな三流館」です。長い同人誌歴を誇る「楽書館」主催の水野流転氏ですが、個人誌は殆どありません。これは鈴木哲也氏主催の「MOB出版」から刊行した珍しい個人誌です。
・ぢみにくさんた「メルヘンとファンタジィ」
・武蔵野I子「4つ葉のクローバー」
・流石流転「つきかげ」
・水野紀之「つくし」
・甲斐十「雨」
・琴野成之「かくれみの」
・Mr.NO「小さな三流館」
 全部で7作品が収録されております。それぞれ名義が違えば作風も違いますが、あえてそういうシリーズを楽書館の通信誌に掲載していたものをまとめたものです。このうち武蔵野I子「4つ葉のクローバー」は別マまんがスクールに投稿したそうです。絵柄が少年誌風だということでCクラスだったそうです(^_^;)

 

 

 楽書館発行「掌篇集 楽書館」です。表紙の色違いの再販版です。
・ 千明初美「手」
・高野文子「ある日クマをひろった」「はし」「花」
・高橋葉介「CAT」

 収録です。

 

 作画グループ発行「なかま 13号」です。この号の表紙とインタビューは水野英子。巻頭に6号から12号までの紹介があります。表紙とインタビューの陣容を見ると作画グループの顔の広さが伺えます。

 今週はこんなところです(^o^)丿

 

 

2021年
11月13日(土)
天気(晴)

 

 今日も秋晴れの良い天気(^^)

 今週の新着目録です。原画1点、単行本2点、雑誌2点。またまた少なくて申し訳ない(;´Д`)

 山本優子「ミキとアップルパイ」カット原画です。14×10cmのケント紙にペン。指定紙が貼り付けられていたようで薄いテープシミがあります。未彩色で使用用途は不明です。

 

 白泉社メルヘンの本シリーズ、水野英子「サンドリヨン」。帯、栞付き、作者サイン入りです。

 中央公論社、池田理代子「女帝エカテリーナ」全5巻。

 

 なかよし1971年6月号。このころの「なかよし」は500ページの厚冊で当時の製本ではホッチキス止めが出来ないため背割れは必須状態でした。志摩ようこ「黒いウェディングドレス」、イケスミチエコ「しあわせが消えた日」。なかよしまんがスクールに倉持房子、知子「ズッコケ二重奏」もう一歩賞受賞。姉妹合作してたんですね(^^)。

 

 

 なかよし1971年9月号。高階良子「ミキがないた朝」、あいかわ桂「海へかえった少年」。あいかわ桂は『COM』でデビューして『ファニー』等で活躍され地ました。イロイロな名義がありますが現在は森夢名義で塗り絵などのイラストを描かれております。別府ちづ子「魔女は愛に死ぬ」はデビュー3作目くらいです。すでにかなり上手い(^^)。

 

 

2021年
11月6日(土)
天気(晴)

 

 今日も良い天気です(^^)

  今週の新着目録です。貸本漫画2点と同人誌2点と点数は少ないですが、濃いめです(^^)。

  

 セントラル出版発行、高橋真琴「夢みる少女」です。A5ハードカバー96ページの装丁です。初期の作品ですが絵柄はかなり完成されております。動物の描写がとても可愛いです。この時期にすでにバレエのシーンを取り入れているのも注目されます。

 

 ちばてつや「ママのバイオリン」東邦漫画出版社版全2巻です。初出は講談社『少女クラブ』1958年6月号からです。1巻がA5ハードカバー、2巻がA5ソフトカバーと装丁が違います。3巻の予告が2巻巻末にありますが、出版はされませんでした。

 お次は同人誌。まずは「クラリスマガジン」3点セットです。

 

 

 最初は「クラリスマガジン」1号プロトタイプ版。オフセット版が出る前に作者が身内配布用に作成したコピー誌版です。すぐにオフセット版が作成されたため、コピー誌版は結局1冊しか作られませんでした。裏表紙に作者のサイン入りです。

 

 こちらはオフセット版で発行された1号に作者自ら彩色したものです。表紙、ピンナップ1、目次ページ、扉、裏表紙の5箇所に彩色が施されております。こちらも裏表紙にサイン入りです。

 

 こちらは普通のオフセット版「クラリスマガジン」2号。裏表紙に作者のサイン入り。ちなみに下段左側はゲストのイラストです。当時のこの界隈では有名な方のイラストですが、名前は秘しておきます(^_^;)。

 同人誌の最後は千明初美「ときめき」。未発表の短編5作品が収録。詳細はこちら。今回コンディションは当時物としてはかなり良好です(^^)

 では、また来週〜(^o^)丿

 

 

2021年
10月30日(土)
天気(晴)

 

 今日も秋晴れの良い天気です。古本まつりが中止なのが少々寂しいです。ほしのゆりか「あたしまちこ。おんなのこがスキ展」は11月3日(水・祝)まで開催しております。

  今週の新着目録はほぼ講談社KCなかよしです。

 

 

 高階良子は現在秋田書店『月刊ボニータ』で「70年目の告白〜毒とペン〜」という自伝漫画をを執筆してます。現在はホラー漫画を書き出したあたりまで連載が進んでおります。江戸川乱歩や横溝正史などの原作でホラーを描いたのはおそらく少女漫画では初めてだったと思います。「血まみれ観音」「真珠色の仮面」「血とばらの悪魔」「ドクターGの島」。当時としては結構危ない世界を描いていたかと(^^)

 

 

 「コクリコ坂から」で21世紀になってから再注目された高橋千鶴。デビューはなかよしで、2000年ころまでレディース作品など手掛けておりました。今回は初期のなかよし作品。「GOOD MORNING メグ」「Let's smileメグ」「翼ちゃんのト音記号」「小夜子より…星便り」。

 

 曽祢まさこは講談社『少女フレンド』でデビュー。75年ころからはなかよしにも執筆。キャリアの長い方で、現在も同人誌イベントなどで活躍中(^^)。「海にしずんだ伝説」「わたしが死んだ夜」「幽霊がり」「魔女に白い花束を」全2巻.。

 今回はこんなところで(^o^)丿

 最後に『漫画の手帖82号』通販のお知らせです。

 http://www.kudan.jp/kudan/manganotechou82.html

 よろしくお願いいたします。

 

 

 

2021年
10月23日(土)
天気(晴)

 

 秋晴れの良いお天気です。本来ならば神田古本まつりの開催時期ですが、今回は残念ながら中止となりました。代わりに古書店各店舗でイベントを実施しております。当店はほしのゆりか「あたしまちこ。おんなのこがスキ展」を開催しております。

 

クリックでイベント概要に飛びます。

  今週の新着目録はイベントに合わせたものとなります。

 

 

イベント合わせの図録と同人誌。

 

 

展示で使用した描き下ろし原画

 

 

 同人誌原稿

タオルなどのグッズも

 

 10月24日:「まちこ」シリーズ以外の原画原稿16点追加いたしました。

 

 

 

 こちらも力作です。是非どうぞ(^o^)丿

 

 

 通販もいたします。先着順となります。また描き下ろし原画については会期終了後のお渡しとなりますので、ご了承下さい。

 よろしくお願いいたします。

 

 

 

2021年
10月16日(土)
天気(曇)

 

 天気ぐずついてますね(^_^;)

  今週の新着目録です。今週は雑誌6冊。す、少ない(^_^;)。週刊少女フレンド3冊、別冊少女フレンド1冊、りぼん増刊系2冊です。

 

 週刊少女フレンド1965年44号。細川知栄子「東京シンデレラ」、里中満智子「王女エレナ」等掲載。

 

 

 続いて週刊少女フレンド1965年46号。読み物記事で「フランスのおしゃれなバレリーナ」。新川和江・松本零士・牧美也子「やまびこエコー」絵物語。楳図かずお「あなたの青い火がきえる!」読切掲載。

 

 少し飛んで週刊少女フレンド1967年5号。杉本啓子「まんがちゃん」新連載掲載。

 別冊少女フレンド1971年1月号。神奈幸子「愛の調べ」100ページ読切と阿部律子(あべりつこ)「あわ雪物語」読切掲載。「あわ雪物語は冒頭2色カラーですが単行本掲載時に当然修正されついでにネームも大幅変更されました(^_^;)

 

 りぼん1971年年夏休み大増刊号。石戸節子(真乃呼)「秋のおじさん」読切。かしみちよ(樫みちよ)「闇の中の口笛」読切掲載。

 

 

 りぼんコミック1971年3月号(最終号)。井出ちかえ「友紀の海を返して!」最終回、のがみけい「キティ! あなたの番よ」読切掲載。りぼんコミックスクールに金子節子と市川みさこの名前が(^^)

 来週は、ほしのゆりか「あたしまちこ。おんなのこがスキ展」に併せて原画販売を行います(^o^)丿

 

 

2021年
10月9日(土)
天気(曇)

 

 10月になってもまだ暑い日が続きます(^_^;)

 今週の新着目録です。同人誌グループ誌7冊、個人誌1冊です。

 グループ誌は迷宮発行「マンガ新批評大系」です。

 

 

 

 迷宮’75発行「マンガ新批評大系 創刊準備号」です。この1冊からコミケが始まったといっても過言ではない1冊です。そして「ポルの一族」第1回掲載。良しにつけ悪しきにつけ二次創作(パロディ)を世に印象づけたのもこの1冊でした。

 

 

 「漫画新批評大系 3・4合併号」。単巻の3号は刊行されずいきなり3・4合併号が刊行されます。評論ページも充実しますが、パロディ漫画も満載です。今回装丁違いで2冊入荷しました。表紙が少し赤みを帯びているつるつるの表紙と少し緑色を帯びているザラザラの表紙があります。どちらも中身と奥付は一緒ですが、おそらくどちらかが再販のようです。赤っぽい方には帯がついております。

 3・4合併号、4・5合併号のあとに「漫画新批評大系 6号」が出ました。結局単巻3号,4号,5号は出ませんでした。6号が1期の最終号となります。迷宮恵子&マランキライザープロダクション「風と木の逆襲!」掲載。

 

 「漫画新批評大系 2期3号」。通巻では7号にあたります。柴門ふみ「ドラゴン・ドラゴン」。Backy・Arrow「終末」掲載。パロディ色は薄くなってきます。

 

 

 「漫画新批評大系 2期4号」通巻8号。・特集「総括 花の24年組」ということで評論の他に増山法恵へのインタビューも掲載されます。舘弥生「漫研大戦争 四角いファンダム」 と松本十二時&零友会「キャプテンハードロック」 が掲載。

 

 「漫画新批評大系 13号」。特集はパワーストーリー。漫画はたむろ未知「THREE WAY St.」。パロディ色はほぼ無くなる。

 最後は個人誌。

 

 槇夢民「夢民風」。表記ありませんがこれが第1号で、コピー誌です。2号以降はオフセットとなります。

 来週も同人誌続きます。

 最後に以前漫画の手帖でも寄稿されておりました、アニメータの櫻井美知代さんがブログを解説されました。

 「しあわせ村 ムムちゃんのカントリー・ダイアリー」
https://country-diary.hatenablog.com/

 どうぞよろしくで(^o^)丿

 

2021年
10月2日(土)
天気(晴)

 

 

 台風一過の晴天です(^^)

 今週の新着目録です。単行本2冊、貸本1冊、同人誌6冊です。

 

 店主オススメ、こいわ美保子「真夜中のシンデレラ」入荷(^o^)丿。なかよしデラックス掲載作品ですが、晩のサスペンスドラマ並にエグイ内容で、ちょっと子供に読ませるのは…(^_^;)な、内容です。
 右は堀泉下「全部で四人」・初期ミステリー作品集です。

 

 

 わたなべまさこの超初期作品「遠い日の夢」です。若木書房B6ハードカバーで1957年ころの作品です。絵柄がちょうど安定した頃の作品となります。目の不自由な少女が主人公という設定です。

 

 迷宮発行「漫画新批評体系」が2冊、今回は第1期の4・5合併号と3・4・5合併号です。ポーの一族とか11人いるとか大島弓子とかパロディ満載ですね(^_^;)。いまちょっと調べている最中ですが、いきなり合併号が出ていて1期の3,4,5号の単巻というものは存在しなかった可能性があります。もし1期の3,4,5単巻をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非ご連絡ください。

 

 

 猫十字社とその友人たち発行の「動じん誌」・鳥山明「ROCKY」は単行本未収録です。

 

 バンパイアクラブ発行「鏡 2号」です。吾妻ひでお「吸パイ鬼 −おろかなる一族によせて−」掲載。1973年7月発行ですので、ひょっとしたらこの作品が「ポーの一族」の一番早いパロディ作品かもしれません。内容的にはあまりパロディではありませんが(^_^;)。

 

 他には虎馬書房発行「SF大会本」。TOKON8のアフターレポート的な内容です。最後の1冊が漫画の手帖事務局発行「ぬいぐるみ殺人事件」。復刻版ではなく元版の方です。

 来週も同人誌が続く予定です。

 

 



東京都公安委員会許可第301020205392号 書籍商 代表者:藤下真潮