神保町裏通り日記 
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2012年
6月30日(土)
天気(晴)

 

 

 本日も晴れです。梅雨の割にはあまり振りませぬ。ちょっと蒸しますが、まあまあの天気です。

 今週の新着目録です。貸本マンガオンリーです。しかもA5ソフトカバーのみ。個人誌が12冊で、短編誌が19冊の全31冊です。

 まずは個人誌から。

 

 左は小沢さとる「風は七いろ」。久しぶりの入荷です。右は小島剛夕「さむらい雪化粧」。毎度おなじみ純愛忠臣蔵シリーズです。 

 

 辰巳ヨシヒロが何冊か。左上、「人間蒸発」。個人短編誌の体裁で表題作他「雨と狂気」「銀座キッド」を収録。右上、爆弾太郎シリーズ9「爆弾かかえて」。下、ダイナマイト・マガジンシリーズ「殴り込み四十七人」。

 

 巴里夫ごきげんシリーズ25、「やまびこ特急」です。残念ながら落丁アリでコンディション悪し。

 

 どやたかし「美少女」。併載で藤原栄子「セレーネの泉」収録。

 

 沼田清「諜報局員 猫」。併載で山上竜彦(山上たつひこ)「影の部落」。デビュー2作目で、単行本未収録なんですが。残念ながら1枚落丁orz。

 

 鈴原研一郎「初恋の歌」。併載で原やすみ(好美のぼる)「君知りてこそ」。好美のぼるのごく普通の恋愛漫画というのが逆にすごいです(^^ゞ。

 お次は短編誌。

 

 佐藤プロの「花」が2冊。第3集と第11集。高橋真琴の表紙が美しいです。こちらも残念ながら11集はコンディション悪しです。

 

 つばめ書房「怪談」別冊少女スリラー特集号です。楳図かずお「蝶の森」掲載。「蝶の森」はこちらが初出のようです。

 

 若木書房「こだま」No.47。松尾美保子「オレの彼女」収録。

 

 若木書房「風船」No.13。浦野千賀子「友達」。

 

 若木書房「ゆめ」No.67。角田まき子「トウシューズ」。結構初期作品のようです。

 

 最後は第一プロ「青春」No.7。みやわき心太郎「ボイーン!!」収録。

 今週はこんなところで〜。来週は雑誌に戻る予定です。

 それから巴里夫さんの「赤いリュックサック」も販売開始出来る予定です。

 

 

2012年
6月23日(土)
天気(晴)

 

 本日は梅雨の晴れ間です。ちょっと湿度は高いですが、比較的快適です。

 今週の新着目録です。貸本漫画と単行本です。ただし単行本の方もすべて貸本上がりなのでコンディションはもひとつです。更に単行本と貸本の区別が微妙ですが、そのような微妙な時代のやつなのでご容赦を。

 まずは単行本から。一応すべて貸本上がりです。

 

 左は若木ティーンコミックス「泣くなパリっ子 2巻」です。以前も扱ったのは2巻でした。なんだか当店には2巻以外が出て来ませんね〜。右は若木ジュニアコミックスで細野みち子「ロマンス天使」です。「ロマンス天使」もなかなか珍しいのですが、内部シミ多くてコンディションは今ひとつです。

 

 左も同じジュニアコミックスで巴里夫「りんごでカンパイ!」。右は第一文庫で丘けい子「ドカーンと稼げ」。作者にしては非常に珍しい青年向け漫画。長いこと丘けい子作品扱ってますが、少女マンガ以外は店主も初めてみました。

 お次はB6ハードカバー。

 富士見出版の手塚治虫「大宇宙人」です。不二書房「来るべき世界」後編のゾッキ本です。手塚治虫全集の「来るべき世界」の後書きで、手塚治虫がかなり憤慨していたゾッキ本というのがこれです。落丁はないのですが、イタミ強めなんでお手頃価格で。

 上の「大宇宙人」よりもっと珍しいのがこちら。若木書房B6ソフトカバー版、遠藤政治「若さま街道」です。この時代の若木B6ソフトカバーは若木のB6ハードカバーのゾッキというか廉価版となります。お客様からこの元版の情報をいただきました。1955年3月に若木傑作全集として刊行された「若さま時雨」だそうです。作品としては遠藤政治の最初期にあたると思われます。このゾッキ版の方も定価が60円ですので、恐らく1955年ころの刊行だと思われます。
 それにしても遠藤政治は初期からものすごく上手いです。下の画像を見てもこれだけメリハリのある構図を描けるマンガ家はこの時代にそうはいないと思われます。

 

 今回は、あと2点だけ紹介したいと思います。左は若木名作総集ブック11、村田よしか「マヌエラ」です。若木名作総集ブックは、講談社の週刊少女フレンドに連載されていた作品の単行本かが非常に多いのですが、こちらの「マヌエラ」も週刊少女フレンドで1968年に連載されたものの単行本です。

 右は若木ひまわりブック457、角田まき子「エンゼル作戦」です。表紙だけ見ると角田まき子の単独名義に見えますが、実際の内容は同人グループ「アトリエ赤と黒」の同人誌的な体裁となっております。これは同じ若木書房の短編誌「銀河」と似たような形式の刊行と思われます。ちなみに今回の「エンゼル作戦」はアトリエ赤と黒の2番めの作品集となります。一応3集まで刊行されたようです。更についでに言えば赤と黒」という同人名は情熱の赤、墨汁の黒から取られたそうです。

 来週は引き続き貸本アップいたします。次回はA5ソフトカバーが主体となります。それでは次週をお楽しみに〜(^_^)/~~~

 

 

2012年
6月16日(土)
天気(雨)

 

 

 本格的に梅雨入りしましたね。今日も東京地方は雨です。

 10日の日曜日に静岡の大市行って来ました。場所は静岡市清水区の日本平の麓。清水で有名な三保の松原からも4km程しか離れていません。

 建物はこんな感じです。建物というよりバラックです。地方の市にしては荷物は結構な量が出品されております。今回当店では、週刊セブンティーン1982年以降を150冊ほどと、1970年代の少女マンガ80冊ほど仕入れました。結構な量で宅配便で送るのに結構苦労しました。

 今週の新着目録です。週刊セブンティーンが29冊ありますが、今回の仕入れとは無関係のものです。あとは紙芝居が2種類。僅か2種類ですが、全20話分と全25話分と量は多いです。

 週刊セブンティーンは1971年〜1978年まで。

 

 自分の思春期から青春時代へとリンクする時代なんで、扱っていてもアイドルとかがやたら懐かしいです(^^ゞ。この手のマンガ半分芸能記事半分という雑誌は芸能記事も古書的に評価しなければイケないのですが、どうも芸能関係は疎くて困りものです。まあ当店の値付けの基本はマンガということでご了承ください。

 まずは定番の単行本未収録モノ。

 

 

 左上、1972年1月15日号掲載、西谷祥子「おしゃべりな姫子」です。30回くらいの比較的長い連載作品です。不思議に単行本化されませんでした。
 右上1975年11月18日号掲載、津雲むつみ「愛する」です。残念ながら前編のみで後編は入荷しておりません。
 左下は1978年2月7日号掲載、武田京子「いたずらポジャー」です。連載作品ですが、連載期間などがちょっと不明です。
 右下は1978年10月31日号掲載、志賀公江「燃えよ白球!」。白球というと野球ものみたいですが、バレーボールものです。こちらも連載期間等詳細が不明です。
 

 

 その他ちょっと変わり種を。左は1973年1月30日号掲載、原案郷ひろみ、作画福原ヒロ子「GO・ごー・ひろみ」。6ページのごく短い作品です。これもごく短期間連載していたようなのですが、詳細はちょっとまだ不明です。
 右は1978年1月10日号掲載、伊集院昭子「白い彫刻」。デビュー作です。セブンティーンでデビューの作家は比較的長続きするケースが多いのですが、この伊集院昭子に関しては全く情報ありません。店主が今のところ把握しているのはこの1作だけです。

 お次は紙芝居の方を。

 オール画劇社「遙かなる星(ちち)」です。タイトルの”星”は、”ちち”とルビが振られております。全20話で、第1話目だけ1枚欠です。内容的には、真面目な教員だった亡き父の思いを受け継ぎ、貧しいながらも真っ直ぐに生きようとする少年の成長ものです。まあ定番通りにいろいろな困難が待ち受けてはおります。

 こちらもオール画劇社のもの。全25話で、14話目のみ1枚欠です。タイトルは「幻の父」です。前のものと似たような雰囲気ですが、こちらの主人公は少女です。主人公の少女は、出征から帰らぬ父を待ちながら、母親とふたりでわずかな牛を育てて生活しいたのですが、母親にも死なれ、牛をだまし取られたりと、やっぱり苦難の道を歩みます。田舎から都会に出たりと色々とすったもんだのすえ、果たして父親に出会うことができるのでしょうか…。

 今週はこんなところで〜。

 出したい雑誌はまだまだ大量にあるのですが、来週は貸本漫画の方をアップする予定です。ちょっとレアな少女者もあります。ご期待ください。

 

 

2012年
6月9日(土)
天気(雨)

 

 

 関東地方も今日から梅雨入りです。ちょっと鬱陶しい季節ですが、これもまあ仕方がないですね。

 今週の新着目録です。雑誌と単行本とイラスト集。なんだか適当に色々です。

 

 雑誌はリボン系が4冊。上は「りぼん1983年夏休み大増刊」。「ときめきトゥナイト番外編」掲載です。人気のある号ですが、今回は残念ながらちょっとコンディション良くありません。シール欠品と裏表紙に痛み有りです。そんな訳でちょっと安めの値段設定になっております。

 単行本はティーンコミックスデラックスとかてんとう虫コミックスとか。

 

 まずは坂本ミドリを2冊。左はティーンコミックスデラックス「OH! 親子どんぶり」。親子どんぶりでパワーアップしちゃう女の子のドタバタコメディです。同時収録の「新コジキ伝」も作者お得意のドタバタ。コジキの母娘がいいとこの御曹司に嫁入りしようと画策するお話です。
 右は同じ若木書房ティーンコミックスデラックスのオリジナルシリーズ2「赤毛のアン」です。話は一応原作にそっておりますが、味付け的には大分坂本ミドリ調のドタバタ要素が入っております。
 坂本ミドリとういうとフレンドとかなかよしの講談社系を思い浮かべるのですが、デビュー自体は集英社のりぼんのようです。タイトルは「気になるMr.ムッツリ屋」なのですが、具体的な掲載号数は今のところ不明です。

 こちらはてんとう虫コミックスで、まるやま佳「ちゃお! ユキとケイ」全2巻です。双子の女の子と男の子の入れ替わりものです。

 こちらもてんとう虫コミックス。マヤよーこ「とんで! 小鳥ちゃん」全2巻です。動物と意思を通わせることができる優しい女の子小鳥ちゃんが主人公。ちょっとだけ魔法も使えます。初出は小学館「ぴょんぴょん」です。

 最後はイラスト集。

 

 左側、内田善美「聖パンプキンの呪文」。久しぶりの入荷です。右は同じ新書館のシリーズで花郁悠紀子「花宵闇」。こちらは今回帯なしです。

 他にイラスト集は竹宮恵子関係が少々入荷です。

 今週はこんなところで〜。

 あとはお知らせ。

 毎度おなじみ「漫画の手帖 63号」です。明日開催されるMGM99にて初売りとなります。皆様是非どうぞ。今回も店主の拙文入りでございます。

 明日は久しぶりに静岡の市場に行ってきます。何か良い仕入れができるとよいのですが。そんなわけで通販のお返事がちょっと送れるかもしれませんがひとつよしなに〜。

 

 

2012年
6月2日(土)
天気(晴)

 

 

 今日もいいお天気です。感想は先週と同じ(^^ゞ。

 今週の新着目録です。今週は「週刊少女フレンド」、「なかよし」、「別冊マーガレット」と脈絡なく20冊。ちょっと少なめですみません。

 まずは「週刊少女フレンド」。売り切れ補充もあるので、新規は半分くらい。

 

 年代的には1963年の創刊〜1969年まで。

 

 今回あまり特筆するものがないのですが、まあちょっとだけ。左は、1966年9月13日号掲載、大和和紀「どろぼう天使」。大和和紀のデビュー作自体は若木書房『銀河』創刊号の「海とふうせん」になると思われますが、一応雑誌デビューとしてこちらがデビュー作と扱われることが多いです。右は1966年10月4日号掲載、細川知栄子「真珠のいのち」最終回です。

 

 左側、「なかよし」1965年6月号は再入荷。内容的にも充実していてナカナカ良い年代のものです。右は「なかよし」1969年4月号。「なかよし」の1970年前後はかなり珍しいです。長年扱っていますが、殆ど出てきません。レアな理由は多分当時あまり売れていなかったのが原因かと。珍しいことは珍しいのですが、やはり内容的には今ひとつの時代です(^^ゞ。

 あとは別冊マーガレットの1970年代後半が3冊。実は相当この年代の別冊マーガレット在庫が相当量あるのですが、いまだに見処理状態で倉庫に埋まっております。さすがに何とかしなければいけないので、ぼちぼち取り掛かろうかと思います。まあ夏にかけての話になるかと思われますが。

 そんなわけで紹介は一点だけ。

 現在もレディス誌で大活躍の大谷博子。初期の単行本未収録は、意外と有りそうでないです。一応確認しているのは、「花とゆめ」創刊号に掲載された1作品と別冊マーガレットで2作品。今回はそのうち2作品を目録アップ。上の画像は1980年6月号掲載、「ド根性娘と短気なライオン」。

 今週は市場で貸本マンガ160冊ほど仕入れました。ハードボイルドなどが中心でしたが、多少はレアな少女マンガも含まれておりました。目録アップには、ちょっと処理に時間がかかりそうです。また来週金曜日は五反田で大市と日曜は静岡で大市があります。何かいいもの仕入れられると良いのですが〜(^^ゞ

 

 

 

2012年
5月26日(土)
天気(晴)

 

 

 今日もいいお天気です。日差しはちょっと強いけど、風は涼しくて過ごしやすくて良い感じです。これでお客がもう少し来ればな〜orz。

 今週の新着目録です。集英社「りぼん」60冊です。今回全て売り切れ補充。1974年〜1989年まで。これだけまとめて入荷するのは久しぶりです。

 

 個人的な感想だけど、りぼんの黄金期の時期のような気がします。ところで今回のアップに際し、りぼんの目録自体を細分化しました。ちょっと重くなりすぎて編集作業が難しくなったのがっ理由です。1960年代、70年代、80年代、90年代と10年ごとの分割となりました。直接リンクを貼られているお客様はご注意を。

 新刊に巴里夫「つるハ○○ムし」入荷しました。「ねがい星」「タテ・ヨコ・ナナメ」「ホッペタソング」併載です。

 売価は1,300円。今回もいつものように著者サイン入りです。次回は「赤いリュックサック」の予定です。

 さすがにこれだけでは寂しいので、今回コラムをアップしました。相変わらずの拙文ですが暇潰しにどーぞ。

 そろそろ雑誌以外もアップしたいなと思っているのですが、「なかよし」、「週刊少女フレンド」も入荷しているので、ちょっと来週の作業に関しては迷っております(^^ゞ。

 

 

2012年
5月19日(土)
天気(晴)

 

 GW過ぎたら、やたらと暇になってしまった(^^ゞ。お店も暇なら、通販も暇で、しかもこういう時に限って誰も遊びにこない。暇なら仕事すればいのだけれど、季節の変わり目のせいかだるくてなんだか仕事にも気合いが入りませぬ。困ったもんだ〜(^^ゞ

 今週の新着目録です。小学館プチフラワーが65冊。でも全て売り切れ補充です(^^ゞ。プチフラワーって随分前に目録コンプリートしてるんです。

 だから今回特に解説項目無いですorz。

 

 今回の追加補充は1980年の創刊号から1996年11月号まで。やっぱり90年代後半は出て来ません。現存率少ないのだろうな〜。

 巴里夫「つるハ○○ムし」ですが、来週26日には必ず販売できるかと。おまたせして大変申し訳ありませんm(_ _)m。

 今週は日記も手抜きとなりました(^^ゞ。来週はりぼん50冊くらいをアップする予定です。

 

 

2012年
5月12日(土)
天気(晴)

 

 GW中は色々バタバタしていて、なんだか休んだ気が全然しませんでしたorz。

 今週の新着目録です。小学館「フラワー・ビッグ・ポケッツ」5冊と「コロネット」が34冊。

 小学館「フラワー・ビッグ・ポケッツ」は、A5サイズ1000ページ超えの厚冊雑誌です。創刊号はちょっとハッキリ判りませんが、1980年か81年頃の創刊だと思われます。週刊少女コミック・ちゃお・別冊少女コミック・プチコミック共同編集で主に総集編と新人の作品から構成されている雑誌でした。はっきりした刊行ペースは不明ですが、年2回程度は刊行していたようです。ちなみにいつ休刊したのかも不明です。

 

 

 お次は、やはり小学館の「コロネット」です。「コロネット」はもともと「週刊少女コミック」の増刊号としてスタートしました。

 

 

 今回の新着目録とは関係ありませんが、左が最初にコロネットの名称を使い出した、「週刊少女コミック増刊」1978年11月25日号。サイズは普通にB5判です。右は1980年になって独立創刊した「コロネット」です。判型はA5判と小さくなります。刊行ペースは当初は年4回の季刊ですが、1982年の途中から隔月刊になります。ただし隔月刊といっても実はあまり安定していませんでした。何故か途中で号数が飛んで、偶数月刊行が奇数月刊行になったりさらにまた偶数月刊行に戻ったり、隔月の筈なのに10月号の次に11月号があったりもしました。

 

 創刊当初は、「クララ白書」とか「ブレーメン5」など、男性読者にも人気のある作品が多く、雑誌も結構売れたようです。

 

 篠原千絵やさいとうちほ等もデビューしてそれなりのラインナップを抱え成長していきますが、何故か段々と雑誌としては低迷していきます。結局1987年12月号を持って廃刊となります。結局1980年の創刊〜87年12月号まで通巻で41冊刊行されました。

 そういった経緯に関しては、元編集だった辻本吉昭氏のコラムがあるのでご一読を。

 今週はあまり中身の話をしませんでしたが、こんなところで。

 刊行が遅れていた、巴里夫「つるハ○○ムし」は、来週には販売できると思われます。

 来週は「プチフラワー」もしくは「りぼん」の売り切れ補充を行います。どちらを最初に行うかは、ちょっとまだ未定です。

 それでは、また〜(^^)/~~~。

 

 

2012年
5月5日(土)
天気(晴)

 

 

 GW中のためお休み

 

2012年
4月28日(土)
天気(晴)

 

 先週の出張買取は1970年代のりぼんとかが主体でした。かなり丁寧に読まれていたようで保存状況もほぼ完璧でした。ココら辺は整理がつきましたら順次アップしていきたいと思います。

 世間では本日よりGWがスタートしますが、当店は来週月曜日4月30日〜5月6日までお休みいたします。そんなわけで次回の土曜日の目録更新もお休みになります。通販も受付は可能ですが発送はGW明けになります。ご不便おかけして大変申し訳ありません。

 今週の新着目録です。内田善美、山岸凉子、和田慎二の単行本と雑誌が色々ちょこちょこです。

 内田善美に関しては新書版全5種類入荷。

 それから「草迷宮・草空間」も入荷。久しぶりの初版帯付です。「草迷宮・草空間」は、個人的に内田善美の最高傑作だと思っております。

 山岸凉子は、りぼん版「ひまわり咲いた」、「白い部屋のふたり」の2冊だけ。

 

 和田慎二はマーガレットコミックスが5冊、花とゆめコミックスが1冊、KCmimiが1冊、大都社の単行本が1冊。まあ有名な方なんで私が解説するまでもないですね。

 こちらはちょっと珍しい「アラビアン狂想曲」。A5ハードカバー初版帯付です。数年後にソフトカバー版も出たはずですが、どちらもあまり流通しておりません。

 雑誌は本当にちょこちょこですね(^^ゞ。あまり面白いネタはないのですが一つだけ。

 別冊少女フレンド1972年8月号の第13回別冊少女フレンドまんがセミナー。佳作一席に吉田まゆみ「結婚宣言」。特別賞に阿保美代「トクトクトク」が入選しております。この「トクトクトク」はデビュー作にはなりませんでしたが、翌年1月に発行された増刊号に掲載されました。

 今週は簡単なところで、こんなもんで〜。

 来週は目録更新おやすみさせて頂きます。巴里夫の新刊もちょっと遅れております。多分GW明けには販売開始できるのではないかと。

 

 それでは皆様、良い休暇を!

 

 

2012年
4月21日(土)
天気(曇)

 

 めずらしく雨ではない土曜日。でも明日は雨。明日は久しぶりの出張買取。なのに雨orz。どうなることやら(T_T;

 今週の新着目録です。貸本漫画と角川「アスカ」が3冊。ここんとこちょっと点数が地味(^^ゞ

 

 まずは貸本A5ハードカバーから。左は今村洋子のお父さんで今村つとむの「少女名探偵」。昭和33年ころの作品です。右は兎月書房から豊島一郎「魔神の秘宝」。豊島一郎に関しては全然情報ありません。

 

 

 お次はB6ハードカバー。左上、東京漫画で山野あきら「幽霊仮面」。右上、ひばり書房で福元よしみ「呪われた紋章」。左下、東京漫画でおだしょうじ「謎の13号室」。右下、島村出版で大森吉倖「怪獣博士」。解説し始めるときりがないので解説抜きですが、どちらもなんつーかそれなりです(^^ゞ。

 まあひとつくらいは解説を

 

 葵出版で丹野ゆうじ「暗黒のリズム」。作中に小型原子砲という小型の原子爆弾を射出可能な携帯兵器が出てきます。今でも通用しそうな兵器のアイディアといい、ストーリーなども結構読ませます。ただし絵はちょっと稚拙ですが。

 今回はB6ハードカバーで少女ものは2冊だけです。1冊はひもと太郎「満ちてくる汐」。これは以前紹介しているので今回はパス。もう1冊がこちらで若木書房傑作漫画全集634千草みどり「月からの少女」。ちょっとわたなべまさこを意識した画風ですが、割かし上手です。

 

 今度は末期のソフトカバー版から。左はひばり書房で、佐々木隆雄「明美ちゃん死なないで!!」です。内容は完全にドキュメンタリーです。元になったお話はこちらで確認できます。右は若木書房ひまわりブック、しきはるみ「ねこ地獄」です。初出は週刊少女フレンド1968年42号〜1969年8号まで連載されたものです。

 

 

 短編誌は1冊だけです。東邦漫画出版「夕鶴」です。通巻表記はありません。これ1冊きりだったのかも知れません。東浦美津夫「そして今もしらさぎがなく」。コロコロと絵が変化する東浦ですが、このころの東浦の絵は割かし好きです。右下は、佐藤漾子「夜の落葉」。佐藤漾子は本来挿絵の人です。挿絵の方はかなり独特な柔らかい表情と線を描く人ですが、漫画の方になると今ひとつ冴えがない感じです。やっぱり仕事としては違うジャンルなのでしょうか。

 

 雑誌「アスカ」は3冊だけですが、お薦めが2点。左は1985年10月号掲載、千明初美「なずな物語」。右は1985年11月号掲載、樹村みのり「仮面の王国」。どちらも単行本み収録です。

 来週はGW前ですが、目録更新ございます。内容的には未定です。

 

 

2012年
4月14日(土)
天気(雨)

 

 また週末に天気が悪いorz。それにちょっと肌寒い。なかなか天気安定しませんね〜。

 今週の新着目録です。雑誌は古い週刊少女フレンドが1冊、週刊少女フレンド増刊号が3冊、別冊なかよし創刊号が1冊。同人誌は適当にちょこちょこ。

 

 

 週刊少女フレンド増刊1967年4月11日号です。人気作家の短編再録と新人漫画家の読切で構成されております。右上、細川知栄子「リサのひとみ」や谷口ひとみ「エリノア」、里中満智子「ピアの肖像」は再録。
 左下、池田理代子「バラ屋敷の少女」は、雑誌デビュー作になります。大和和紀「星空にこんばんは」は、雑誌デビュー2作目です。
 右下、細野みち子「しあわせのふたつ星」。これに関しては再録か書き下ろしか不明です。

 

 週刊少女フレンド増刊1967年8月8日号。メインは細川知栄子「なくなパリっ子」総集編1です。全部で212ページ掲載なので全話ではなく半分だけ掲載です。翌月に総集編完結編が掲載された増刊が発売されました。

 

 週案少女フレンド増刊1967年11月7日号です。ポイントは細野みち子「白鳥少女」総集編掲載です。全152ページ、全話掲載です。
 単行本にならなかった作品なので、店主もまとめて読むのは初めてでした。鶴の恩返しならぬ、白鳥の恩返しという話なんですね。それにバレエ要素がちょっとだけ絡んで…・。実は結構バレエ要素の比率が高いと思い込んでいたのですが、ちゃんと読んでみるとほんの僅かですね(^^ゞ。

 

 別冊なかよし1968年春休み号です。創刊号という表記はないのですが、通巻1号目なのでとりあえず創刊号のようです。牧美也子「花のコーラス」総集編掲載です。約260ページの全話掲載です。

 同人誌の方はちょこちょこ。

 

 「ヒビノアブク」です。刊期が無表記なので発行母体とか発行日とかがよくわからない同人誌です。一応発行人は古谷トシタカで発行は1994年ころのようです。発行人を筆頭に内田かずひろ、よねやま恵子、池部ハナコとか微妙にプロ作家が多い同人誌です。右の画像は、よねやま恵子「CRESCENT」。よねやま恵子は朝日ソノラマのデュオとかネムキあたりでプロ活動されてました。

 

 真野匠と乃間修の二人合同誌「まのとのま」です。こちらは10号目。ゲスト参加で波津彬子「極道ブルース」。

 

 最後には、プリンセスあたりで絶賛活躍中の”もとなおこ”の90年代同人誌。だいぶ絵柄変わってますね。昔はもうちょっとメルヘンチックでした。

 今週はこんな所で〜。

 来週は未定です〜。

 

 

 

2012年
4月7日(土)
天気(晴)

 

 4月になりました。ようやく暖かくなって来ました。千代田区近辺の桜も今がちょうど見頃です。

 最初に臨時休業のお知らせです。4月9日月曜日臨時休業させて頂きます。通販の発送も少々遅れることがありますが、ご了承のほどよろしくお願い致します。

 今週の新着目録です。講談社なかよし1987年〜90年、12冊。他同人誌です。

 

 なかよしは1987年のものが中心です。時代的には、あさぎり夕「なな色マジック」とか竹本泉「あんみつ姫」とかが連載しておりました。後に「セーラームーン」で大ヒットする武内直子もこのころのデビューです。てな感じで解説終わりです。解説手抜きバージョンですみません。

 

 

 まずは同人誌「KITE」1号〜3号。何号まで続いたかはちょっと不明。佐々木倫子、しばたひろこ等が参加しておりました。佐々木倫子の妹、佐々木維子としばたひろこの妹、あけみんごも参加。発行自体はしばたひろこの妹のあけみんごが行なっていたようです。

 

 ”もん”もしくは”MON”の名義で現在も活躍中のイラストレーター”もん”の個人誌「もん」です(何だかややこしい説明です)。

 

 ”かわぐちもも”と三日月猫の二人合同誌「ラムネの瓶」。1985年から90年ころまでの発行です。二人共どのような経歴があるかは全然わかりませんでした。この当時のオリジナル同人誌としては割かしレベルは高いと思われますが。発行タイミングから考えて、基本的にMGMに参加していた方のようです。

 

 こちらは、かわぐちももの個人誌。「ぱん Vol.2」と「ミルククラウン」です。

 今回は時間が無いのでちょっと駆け足の日記になってしまいました。来週はもうちょっと丁寧に…

 9日月曜日の臨時休業はご迷惑をおかけいたします。

 最後に巴里夫作品集「つるハ○○ムし」は、発行が少々遅れております。20日以降にはまたご報告できると思われます。よろしくお願いいたします。

 

 

東京都公安委員会許可第301020205392号 書籍商 代表者:藤下真潮