神保町裏通り日記  
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1月27日(土)
天気(曇)
売上(並)

 

 なんだか静かな一週間でした。

 今週の新着目録は、りぼんカラーシリーズ31冊+αとぶ〜け別冊系です。

 まずはりぼんカラーシリーズから。

 りぼんカラーシリーズは、りぼん1963年5月号付録:竹本みつる「ふたりの花物語」を第1作(ただし1作目はりぼんカラーブックと表記されている)として、1969年9月号付録:巴里夫「おてんば選手」までの約6年強、通巻77作に渡るシリーズ作品です(通巻表記のない増刊としてむれあきこ「四つ葉のクローバー」があるので正確には全78巻)。サイズはB6(「四つ葉のクローバー」のみ幅のちょっと狭い新書サイズ)、ページ数は基本的に132頁(表紙裏表紙含む、多少変動有り)でした。

 内容的にはオリジナル有り原作付有り映画原作のコミカライズ有りと色々バラエティに富んでおり、基本的には1話完結もの(例外的に樹村みのり「ふたりだけの空」が3話構成)です。シリーズ中一番作品が多いのは竹本みつるで8作品、巴里夫が7作品、芳谷圭児が6作品(合作を含めれば7作品)でした。

 

 表紙に関しては前期のものはオリジナルの写真が使われていました。後期になるとマンガ家の手によるものが増えてきます。たまに井出ちかえ「みどりの館」の様に中のマンガ家と表紙のマンガ家が違うというケースもありました。「みどりの館」の表紙は谷悠紀子です。

 雑誌の方はまずはぶ〜けせれくしょん。

 

 1984年1月20日号通巻2号目「内田善美大特集」です。本誌はA5でsyが、こちらは一回り大きいB5サイズです。内田善美最後の作品となる「草空間」が掲載されております。

 お次はぶ〜けデラックス。

 

 1981年2月10日号、こちらが創刊号となります。三岸せいこの単行本未収録作品「グリーンスリーヴス」が掲載されております。

 今回は三岸せいこ小特集。三岸せいこは、1978年りぼんデラックス春の号「スパンクさんのにわとり小屋で」でデビューします。最後の作品は1983年ですから約5年間の活動です。この5年間にぶ〜けを中心に13作品を発表します。単行本はわずか2冊。一見ファンタジー寄りの作風ですが、ファンタジーとゆうよりもノスタルジーと不条理を少女マンガに詰め込んだような作風で、ブレークはしませんでしたが未だにコアなファンが多い方でもあります。断筆した理由は未だ不明です。個人的にはすごく残念。

 

 左はぶ〜けデラックス1982年9月10日号掲載「ドーンを待ちながら」、こちらも単行本未収録です。右は最後の作品となったぶ〜けデラックス1983年2月10日号掲載「夜行列車にのって −コメディ版 夢みる星に…−」です。こちらもやっぱり単行本未収録です。

 同じ最後の作品で、かつ単行本未収録ということで…

 ぶ〜けデラックス1981年9月10日号掲載、あべりつこ「ほほえんだ夏」です。比較的明るい話が多かったあべりつこでしたが、最後の作品はちょっと悲劇的なタッチです。断筆の理由に関しては、子育てのためということらしいのですが、確証はつかめておりません。こちらも個人的にはすごく残念。

 最後にあべりつこ繋がりでグッズの紹介。

 アポロ社の幼児向けジグソーパズルです。何年頃に発売された商品化ちょっと不明なので、これがマンガ家を辞めてから描いたものなのかとかは不明です。あべりつこらしい可愛くて明るい絵です。

 

 

1月20日(土)
天気(曇時々雪か雨)
売上(雪景色)

 

 神田神保町では、雪だるまフェア開催中です。ことしもそういう季節になりました。

 今週の新着目録です。単行本がわずかばかりと、河あきらの雑誌版特集号が3冊で、後はアダルトだけという寂しい構成です。すいませんm(_ _)m。

 単行本の方は

 

 貝塚ひろし「1★2作戦」全3巻と森下ひろみ(森下裕美)のデビュー単行本『JUN』。ついでに「荒野のペンギン」全3巻も久しぶりの入荷。

 

  

 河あきらのレディース時代の作品集です。単行本ではなくて、雑誌の別冊の特集号です。左はMe−twin1989年5月増刊号(講談社)です。短編が6本掲載されておりまして、6本全てが単行本未収録作品です。
 右はami−Jour1990年11月増刊号(双葉社)です。こちらも短編が6本掲載されています。そのうち5本が単行本未収録作品です。

 残りはいわゆるひとつのアダルト物なので別ページ。18歳未満は禁止なのでございます。

 

 

1月13日(土)
天気(晴)
売上(熱)

 

 大分寒さが厳しくなって参りました。朝起きたら腰のあたりの筋肉が痛いのですが、どうやら風邪をひいたようです。頭もなんだか重いです。

 今週の新着目録です。1978年代プリンセスと高橋真琴のイラスト付文房具が主体です。

 プリンセスの方は、まああんまり説明することもないので(手抜きというより、頭ボ〜としてまともに働きません)、パスします。

 高橋真琴文房具の方は鉛筆とノート。

  

 左は紙ケースだけで中身の鉛筆はありません。中央が鉛筆1ダース付。鉛筆にも花柄のイラストがついておりますが、鉛筆のイラストが高橋真琴の物かは不明です。右は色鉛筆。12本12色入りで、ケースはやはり紙です。メーカは全てコーリン鉛筆社製です。コーリン鉛筆はキャラクター物の鉛筆で有名でしたが、残念ながら1997年頃に倒産しているようです。最近みんな鉛筆使いませんものね〜(と思ったら倒産した原因は全然別の要素だったらしいです)。

 お次はショウワノートです。こちらはまだ現役です。ショウワノートという社名よりもジャポニカ学習帳で有名な会社です。

 

 こちらは「パリジェンヌ」と呼ばれるシリーズです。表紙裏(表2)と裏表紙裏(表3)の部分が塗り絵になっています。

 

 こちらは「デラックス版パリジェンヌ」です。裏表紙と第1頁と最終頁と裏表紙裏の計4枚が塗り絵になっております。そして裏表紙が着せ替えになっております。確かにデラックス(^^)。でも当時定価は「パリジェンヌ」が50円、「デラックス版パリジェンヌ」が30円です。おそらく販売した年月が微妙に違うためでしょう。

 それ以外は

 グランドコミックス版「トキワ荘物語」と

 ますむらひろし唯一の画集「アタゴオル詩画集」です。

 気合い入っていなくてもうし訳ありません。とてつもなく頭がボーとするので、今日はもう寝ます_| ̄|○

 で帰ろうとしたところで一つ忘れ物が

 風虎通信から「宇宙の傑作機No.3 ミール宇宙ステーション」が増刷されました。昨年末「X−20ダイナソア改訂版」も発行したのですが、「ダイナソア」の方は、イベントで売り切ってしまったため、残念ながら未入荷です。

 

 

1月6日(土)
天気(雨)
売上(^_^)

 

 新年あけましておめでとうございますm(_ _)m。

 本年最初の新着目録です。お薦めのコーナーと2年ぶりくらいに特集コーナーも更新しました。

 お薦めの方は、「デラックスマーガレット 創刊号」です。

 特集の方は、街頭紙芝居です。

 他は、週刊マーガレットと週刊少女フレンドの初期の物が主体です。

 

 フレンドといえば、やはり細川知栄子。左は週刊少女フレンド1963年5月12日号掲載「なくなパリっ子 第1回」。右は1966年8月9日号掲載「真珠のいのち」です。

 

 こちらも同じ週刊少女フレンドから。1965年10月19日号掲載。左は北島洋子「ロレッタ」。右はあすなひろし「秋風のうた」。どちらも単行本未収録です。

 本年もよろしくお願い致しますm(_ _)m。

 

東京都公安委員会許可第301020205392号 書籍商 代表者:藤下真潮