神保町裏通り日記  
トップページへもどる
02年
03年
04年
05年
06年
07年
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10

 

5月26日(土)
天気(晴)
売上(T_T)

 

 天気がよいと暑いです。最近は季節が昔より1ヶ月くらい早まっているような気がします。気のせいかもしれませんが。でも温暖化のせいかもしれませぬ。

 今週の新着目録です。別冊マーガレット1966年〜1967年です。少し表紙まわりイタミもありますが、内部にはほとんどイタミ在りません。全部で14冊です。

 創刊(1965年)から1966年あたりですと、本誌の週刊マーガレット掲載作品の総集編が基本で、それ以外には、多様な作家の顔ぶれが見えます。りぼんからの流れのマンガ家から貸本で活躍したマンガ家まで、本当に多種多様です。

 

 左は1966年2月号掲載、北島洋子「黄金の谷」。右も同じ1966年2月号掲載、貸本怪奇マンガの第一人者、池川伸治の「首娘」。

 

 この当時は怪奇物流行だったんでしょうね。それからこの当時はカラー印刷が高額だったため、作品合体でのカラー扉という物が結構見受けられます。左は1966年3月号の「こわいまんが特集」の合体カラー扉です。メインのイラストは按田武志。この人は宏文堂という貸本マンガ出版社でホラー系の貸本マンガの表紙をよく描いていた方です。右はその特集で掲載された、川崎のぼる「枯野の鬼」。

 

 他にも動物マンガ(特に子犬)が色々と流行った時代でもあります。左は1966年4月号掲載、吉森みきを「チロのくさり」。右は1966年8月号掲載、浜慎二「ごめんねマル」。

 

 この当時高橋真琴のイラスト類も定番でした。上は1966年5月号のカレンダー。下は1966年9月号の絵物語「白鳥の湖」です。

 上は1967年3月号掲載、矢代まさこ「お日さまっ子」。この時期の矢代まさこには珍しい単行本未収録作品です。

  

 こちらは巴里夫の単行本未収録です。左は1966年9月号掲載、「レモンのうた」。右は1967年4月号掲載、「春のゆびきり」です。個人的には、この時期の巴里夫の絵柄が一番好きです。

 今週は市場でちょっとレアな商品仕入れました。来週はその商品をアップしようと思います。一応予定ですが(^^;。

 

 

5月19日(土)
天気(雨のち晴)
売上
_| ̄|○

 

 陽気が良いせいなのか、単に夜更かしが過ぎるのか、最近仕事をしていても眠いです。一応陽気のせいだと云うことにしておきましょう。

 今週の新着目録です。古めのマーガレット20冊弱です。年代的には1963年から1970年まで。この年代も単行本未収録は豊富にあるはずですが、正直云って調べることが難しいのも実情です。これはもう間違いなく単行本が存在しないだろうと思っていても、うっかりとは書けないのがこの年代です。単行本自体がマイナーな時代なので、本当に確証つかむのが難しいのです。

 そんなわけで、推定単行本未収録の紹介(^^;

 

 左はマーガレット1964年12月6日号掲載、江原伸「青銅の仮面」第1回。右はマーガレット1966年5月22日号掲載、わたなべまさこ「プリンセスの恋」読切り。

 

 左はマーガレット1967年1月29日号掲載、金井しげこ「クリスティの冒険」。右はマーガレット1966年11月13日号掲載、益子かつみ「レッツ・ゴー若大将」。益子かつみにしては濃い絵柄です。

 これは確実に単行本未収録。マーガレット1969年11月23日号掲載、大島弓子「命はてる日」。そんなに悪くない話なんだけど、なぜお蔵入りなんでしょうね。

 雑誌以外は、わたなべまさこ作品集を3点とりぼんカラーシリーズが1点。

 りぼんカラーシリーズ41、松本零士「まき毛のロン」です。表紙がかなり傷んでおりますが、中身はさほど影響受けておりません。まあ、出にくい1冊ではあります。

 来週は別冊マーガレット1960年代の予定です。あくまでも予定ですが(^^;。

 

 

 

5月12日(土)
天気(五月晴れ)
売上(五月雨)

 

 ここのところ五月晴れの良いお天気が続いております。今日は2年に1度の神田祭です。風の乗って時折お囃子の音が聞こえて参ります。

 今週の新着目録です。

 菅野修の原画をアップしたので、新着目録の方は少なめです。すいません。

 雑誌の方は少女クラブ1冊となかよしが1冊、マーガレットが3冊とちょっと寂しいです。

 

 少女クラブ1960年2月号です。右上は石森章太郎の初期名作「青い月の夜」です。この号には南汀子名義で「金時さん」も描いております。下はおなじみ細川知栄子「母の名よべば」です。

 

 なかよし1967年5月号。諏訪栄(小島剛夕)「かなしい白鳥」掲載です。

 

 週刊マーガレット1963年12月15日号。牧美也子・松本あきらのM・Mコンビによる「水色のひとみ」カラー扉で掲載です。

 

 久しぶりにお薦めコーナーを更新しようと思って用意した森田信吾「攘夷・幕末世界」ですが、意外とネット上で紹介されているので、普通に新着扱いにしてしまいました。個人的にも好きな森田信吾のカルト作です。表紙を見るだけでは、普通に時代物にしか見えませんが、かなりに怪作です。

 

 女性向けには、上田としこ「お初ちゃん」マガジンハウス版と有吉京子「SWAN」イラスト集です。

 最後のご紹介は、選集のコミティアで発行された、ざちお「はねむす2.5+」です。2年前のコミケで発行されたコピー紙「はねむす2.5」の増補改訂版です。売価は300円です。残念ながら当店では店頭売りだけで、通販は行えません。通販をご希望の方は、コミティアのホームページで通販が行われますので、そちらをご利用ください。

 

 

5月4日(金)
天気(晴)
売上
_| ̄|○

 

 本日は例外的に金曜日の目録更新となりました。ろくに準備も出来ていないので、冊数も少なめです。

 そんなわけで今週の新着目録です。

  

 貸本には、若木書房ひまわりブック二桁番台が2冊入荷。ひまわりブック18:杵淵やすお「星はしってる」とひまわりブック:赤松セツ子「幸福の花びら」。「星はしってる」は、昭和34年12月の発行。「幸福の花びら」は、刊期が記載されておりませんが、昭和36年2月頃の発行のようです。赤松セツ子の方は、まだ初期の絵柄ですが、杵淵やすおの方は、完成された円熟の頃の絵柄です。

 

 残りは、ひまわりブック289:大岡まち子「奈々子の家族」と、「ゆめ65集」です。

 単行本の方は、あべりつこが2冊入荷しましたが定番商品なので解説はパス〜。

 今週は本当に少なくてスミマセン。来週頑張ります。

 ということで明日はコミティアに出張して参ります(^^)/~~~

 

 

 

東京都公安委員会許可第301020205392号 書籍商 代表者:藤下真潮