神保町裏通り日記  
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11月29日(土)
天気(晴)
売上
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 近所の同業者の引っ越しの手伝いとか飲み会とかが重なって今週はとっても疲れた。年末までにいろいろと用事も立て込んでいるので、なんだか慌ただしい年の瀬です。まあ年の瀬なんかこんなモンですね。

 今週の新着目録です。先週ヒーと悲鳴を上げて市場で落札したりぼんの内9冊とりぼんコミックスが1冊、1986年の週刊少女コミックが20冊。今週はすべて雑誌となりました。

 まずはりぼん1966年〜67年。

 

 1966年頃のりぼんといえば

 

 牧美也子「虹にねがいを」とわたなべまさこ「花の館」の2つの連載が掲載されていた頃です。どちらも人気があった作品で、毎号かならずカラーページが4ページ付いておりました。

 1966年7月号から連載開始となる横山光輝「魔法使いサリー」(開始時タイトルは「魔法使いサニー」)。アニメ化の際に商標権の問題から”サニー”→”サリー”に変更になった話は有名ですが、この商標権に関して日産(当時サニーという車を販売した)と交渉があったと思っていたら、実は”サニー”という商標はソニーが所有していたようで、ソニーとの交渉だったそうです。結局マンガの方は11月号から「魔法使いサリー」へとタイトル変更されました。

 他読切り作品で見所は、

 

 左は1966年5月号掲載、桑田次郎「猫になった少女」。桑田次郎の少女マンガはちょっと珍しいです。右は1966年6月号掲載、松本零士「白馬ロミ」扉カラー付きの単行本未収録です。

 

 左は1966年7月号掲載、北島洋子「青い霧の湖」。右は1966年8月号掲載、川本コオ「天使の花」。川本コオといえば、あすなひろしとはごく親しい関係だったようです。絵柄は違いますが、細い描線にあすなひろしとの類似が見られます。

 こちらは1966年12月号掲載、井出ちかえ「ヤッコのシンドバッド」。井出ちかえのデビュー作になります。

 りぼんコミックスは1968年5月号。通巻で3号目にあたります。

 

 

 りぼんコミックスは、名作のコミカライズ作品と読切りというスタイルで出ていた雑誌で季刊〜隔月ペースの刊行でした。りぼんコミックと紛らわしいのですが、判型はB6サイズです。今回の号には松尾美保子「ロミオとジュリエット」、あすなひろし「リリオム」の名作コミカライズ作品が掲載されております。その他でちょっと気になった作品。末永あや子「トラか?王女か?」。末永あや子は、のちに劇画雑誌「コミックばく」に於いて末永史(あや)名義で活躍しました。でまあこの作品はリドル(謎)ストーリーとして有名なF・ R・ストックトンの「女か虎か」を翻案した物です。出来に関しては評価分かれるところですが、題材としては面白い物です。

 1986年の週刊少女コミックスに関しては、ちょっとまあ省略を(^^;。「闇のパープル・アイ」が全盛だった時代というところです(手抜き)。

 来週はまたりぼんの残り。1964〜5年が中心になると思われます。

 最後に休店のお知らせ。12月1日月曜日は所用のためお休みいたします。そのため通販の発送が火曜日以降となります。ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

 

 

11月22日(土)
天気(晴)
売上
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 昨日の市場で、少女マンガ雑誌の古い物が大量に出ました。いちばん量があったのが、週刊マーガレットの山で、これが200冊以上の山。こりゃ死ぬ気で入札しないと落ちないなぁと、久しぶりに死ぬ気になって入札したのですが、これがなんとあっさりと負けてしまいました_| ̄|○。なんだかもう入札だけで疲労困憊しちゃったんですが、他にもいろいろあったので気を取り直して…。次に目指すは、りぼんとなかよし1960年代33冊。これもまたわかりやすい分、敵は多くて激戦の予感。マーガレットが獲れなかった分、維持とプライドむき出しで、もうけがまあまあ出る金額から、もう儲けなんかほとんど無い金額まで(入札は、複数の金額が入れられます)。獲れなかったら悔しいし、獲れたら獲れたで支払いが厳しいな、なんてことを考えてると気分まで悪くなってきます。心臓ばくばくさせながら改札を待つと…、結果一番高い金額で落札しちゃいました_| ̄|○。嬉しいというよりも、ヒーという悲鳴混じりのため息しか出ません。

 てなわけで今週の新着目録です。市場で買った、りぼんとなかよしの内、目録掲載済みで売れ切れになっていた3冊をアップしました。残りに関しては次回以降順次アップする予定です。他単行本のちょっと珍しい口とそれほど珍しくないけれどサイン付きの物が今週の主体です。

 雑誌に関しては売切補充なので今回はパス。てなわけで単行本の紹介です。

 

 左は、あなだもあ「Oh!ランジェリー王国」。セブンティーンで連載した物をまとめた物です。エーズファイブコミックス<少女版>というのも微妙にレアですが、この「Oh!ランジェリー王国」は、わたしも初見です。惜しむらくはちょっと状態が悪いです。
 右もちょっとレア。杉本啓子「花のゆうべ花の朝」。芸文社のかもめコミックスというレーベルです。

 

 左は荻田広式「かけはぎのひと」。個人的にもすごく好きな作品でした。荻田広式はいろいろなペンネームで集英社系の青年誌で何作品か描いておりましたが、結局単行本に関してはこの1冊しか出ませんでした。作風がちょっと地味なのでその分ちょっと損をしていたのかもしれません。でもお奨めですよ。

 右は、森由岐子「恐怖のオーディション」。これもちょっと珍しいのですが、状態が悪いので読めれば満足という人向けです。

 以下はマイコミックスとかとかのサイン付き単行本です。いろいろな作者の物が今回は8冊ほどあります。

 

 杉本啓子「夢幻宮」。

 

 山田ミネコ「最終戦争」

 

 和田慎二「バニラエッセンスの午後」。他は目録の方をご高覧ください。

 来週は、残りの1960年代りぼんアップします。

 

 

11月15日(土)
天気(曇)
売上
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 明日はコミティア86に出かけます。今回は出展側ではなくて、単なる買い物参加&お手伝い。一応廻る候補のサークルチェックしていたんだけど、半分くらいで疲れちゃいましたorz。

 そんな調子の今週の新着目録です。今週は貸本漫画といしいひさいちの4コマ漫画とりぼんカラーシリーズが少しです。雑誌に関しては今週は間に合いませんでした。

 まずは今週の目玉。水木しげる「墓場鬼太郎 ボクは新入生」。水木の貸本としてはそれほど珍しいタイトルではありませんが、状態は非貸本で美本です。この状態の良さはちょっと珍しいのでは。

 

 貸本その他は、白土三平「死神小僧キム」とか、さいとうたかを「オットロコン」とか、水島新司がいろいろと8冊です。状態はどれも貸本としては、まあまあよい部類です。

 

 

 りぼんカラーシリーズは4冊。13番、竹本みつる「お姉さんのいる街」。33番、水野英子「奇跡の人」。54番、西たけろう「星からきた少女」。55番、吉森みきお「月見草とベコ」。「月見草とベコ」以外の3冊は、ちょっと表紙周りに難がありますが、内部に関してはあまりイタミはありません。

 いしいひさいちに関しては、もっと大量に入荷したのですが今回処理できた分だけ乗せました。プレミアムがどうのこうのという作品群ではないのですが、揃っているものが多いので、この機会に是非どうぞ。

 

 左はドーナッツブックス。シリーズものとしては最長で今回は38冊まであります。これに関してはシリーズ完結していなくて、今後も続刊が出そうなシリーズです。このシリーズのサブタイトルを読むだけで笑えます。右は「いしいひさいちの問題外論」。精二ネタを集めたシリーズで全17巻です。

 

 こちらは朝日新聞連載4コマ、「となりのやまだ君」と途中からタイトルが変更になった「ののちゃん」。未だに連載が続いておりますが、チャンネルゼロ版としては「となりのやまだ君」が全6巻、「ののちゃん」が全10巻で打ち止めになっております。これ以降の作品は朝日新聞社から出し直されてはおりますが…

 

 初期の傑作「がんばれ!!タブチくん!!」全3巻と「タブチくん」全5巻。他にもいろいろありますので、目録の方をご覧ください。

 明日は早起きしなければいけないので、早めに寝ようと思います。ちなみに来週の目録予定は、全然未定です(^^;。

 

 

11月8日(土)
天気(曇)
売上
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_| ̄|○
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 古本祭り期間中、比較的好調だった客足もすっかり途絶え…。暇だなぁ(^^;

 今週の新着目録です。虫プロの「COM」が中心です。

 「COM」は1967年1月号〜1971年12月号の5年間刊行されました(他に1冊だけ1973年8月号が存在する)。手塚治虫を中心にトキワ荘のメンバーや中堅どころの作家を中心とした漫画が掲載されておりました。また新人漫画の登竜門としても有名で、青柳裕介、あだち充、居村真二、岡田史子、かとうひろし、コンタロウ、竹宮惠子、能條純一、、古川益三、日野日出志、諸星大二郎、長谷川法世、宮谷一彦等がデビューした。

 

 左、星野安司(日野日出志)「つめたい汗」。右、たかしなみつゆき(コンタロウ)「小さな日記」。

 

 左、古川ますぞお(古川益三)「登場人物のいない漫画」。右、能条淳一(能條純一)「錯乱」。

 またデビューこそしなかったものの、”ぐら・こん”と呼ばれる投稿作評価欄には、安部慎一、飯田耕一郎、いずみやしげる、市川ジュン、市川みさ子、おだ辰夫、河あきら、神江里見、忠津陽子、塚本俊昭、ふくしま政美、山岸凉子などの、颯爽たるメンバーの名が見受けられる。

 忠津陽子「星とイモムシ」。デビューとほぼ同時期の投稿作です。

 こちらは山岸凉子「水の中の空」。デビューの1年ほど前。

 ふくしま政美「殺しのジョー」。COMへの投稿が縁で、真崎守のアシスタントになったそうです。

 河あきら「アラジンのランプ」。このすぐ後でCOMの新人賞を取ります。

 いずみやしげる(泉谷しげる)「トツゼン児」。結局漫画家にはならず、ミュージシャンになりましたが…

 その他単行本未収録も多い雑誌です。

 

 左は1969年3月号掲載、池上遼一「野犬」。右は1969年2月号掲載、あすなひろし「その日、ノース=ビルは、雪」。

 

 左は1968年11月号掲載、矢代まさこ「ココちゃん」。右は1968年5月号掲載、宮谷一彦「街には雨が…」。

 最後は、山上たつひこ「人類戦記」。1968年7月号〜1969年3月号まで全9回連載され、一応第1部完ですが、結局未完となった作品です。

 来週はりぼんカラーシリーズが少しと、ひょっとしたら貸本漫画を予定です。

 

 

11月1日(土)
天気(晴)
売上
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 ここのところ天気に恵まれております。毎年必ず雨にたたられる神田古本祭りも今年は快晴で、人の出足も好調です。まあ、出店をやらない当店にはあまり関係はないのですが(^^;

 今週の新着目録です。1972年と1973年の別冊少女コミックと画集関係です。点数少なくてすみませぬ。

 まずは別冊少女コミック。1970年の創刊ですが、1970年から1973年までの別冊少女コミックは出現率かなり低いです。74年になると結構市場には出てくるのですが…。

 

 この1972年〜3年にかけての表紙は、住石るりえがが担当。73年末期から竹宮恵子になります。

 まあこの年代のお奨めといえば、なんといっても萩尾望都「ポーの一族」シリーズです。

 特にこの「メリーベルと銀のばら」は、単行本収録時にかなりの加筆修正が行われたため、コレクターには見逃せません。

 

 他はちょっと弱いのですが、巴里夫の単行本未収録「モシモシあのね」とか、井出ちかえ「モナリザの香り」などもあります。

 

 雑誌他には「COMIC BOX ジュニア」創刊号からVol.11までの12冊セットです。今では女性向けの誌面となっておりますが、創刊当時は男性向けの誌面でした。火野妖子とか谷口敬とか早坂未紀とかふくやまけいことか、懐かしい名前が満載です(^^;

 雑誌以外はほぼ画集ばかり。チェリッシュギャラリーが主体です。売切補充以外の新規では、

 

 竹宮恵子の豪華版でない方とか、魔夜峰央とか、ひかわきょうことか。

 売切補充には内田善美などもあります。内田善美ついでに「星の時計のリデル」も補充しました。

 

 「少年たちの記憶」は、残念ながら栞欠です。「星の時計のリデル」は全初版で完結ピンナップ付きですが、1巻の帯が欠です。

 今週はこんなところです。来週はまたちょっと未定です。

 

 

 

東京都公安委員会許可第301020205392号 書籍商 代表者:藤下真潮