神保町裏通り日記  
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2月28日(土)
天気(晴)
売上
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 んまー今週は天気が悪くて参りました。店売りに関しては最高に最低でした_| ̄|○。

 今週の新着目録です。マーガレットの売り切れ補充+プリンセス1冊と付録が少し、単行本はひとみコミックスとセブンティーンコミックス。

 売切補充のマーガレットは1967年〜1975年まで。「ベルサイユのばら」とか、あべりつこの単行本未収録連載「ひっこめ!全ガキ連」とか、川崎苑子の単行本未収録「あこがれ色のドレス」とかとか色々あります。売切補充なので画像は抜きね(^^;。

 付録の方は、秋田書店のまんが王付録「ビッグマガジン」が4冊。

 

 

 単独の雑誌みたいな装丁ですが付録です。まんが王の1970年〜71年にかけての付録です。初期はA5版で後期はB5版でした。最終的に何号まで出たかはちょっと資料がありません。

 単行本の方は、秋田書店のひとみコミックスと集英社のセブンティーンコミックスから36点。

 まずはひとみコミックス。本誌の「ひとみ」は1991年に廃刊しているので、ひとみコミックス自体もかなりマイナーレーベル化しております。

 

 いまだにデビュー作がハッキリと判らないイケスミチエコの「思春期」。保母さんを目指す17歳の女の子を描く、イケスミチエコにしては珍しく地味な作品。他に「今夜だけ恋人」も入荷。
 右は、しらいしあいの「ブスの木に恋の花は咲かない愛の実はならない」。しらいしあいは、やたら長いタイトルが得意ですね。他に「透明ジャム人間」と「恋はドレミファBANG!!」と「お電話お待ちしてます」も入荷。

 

 左は、英洋子「きらめきグリーンエイジ 全3巻」。他「エンゲージ・キス」も入荷。英洋子の代表作は「レディ!!」で、現在は宙出版や祥伝社のレディスものを主体に活躍中。
 右は、 みやぎひろみ「12時すぎのシンデレラ」。他に「高見子伝説」、「サイレントナイト」も入荷。一時期主婦と生活社の雑誌でも見かけましたが、最近は見かけません。どうしているのでしょうか。

 

 左は、せがわ真子「コミカル・ミステリー・ツアー」。右は、おおの藻梨以「トム・トム・ペンギン・キャフェ」。

 

 左は、真崎春望(さなざきはるも)「呪われた学園」。著者名の読みが難しいです(^^;。他に「高見子伝説」も入荷。右は森須久依「お妖怪学園」。

 量が多すぎて、ドンドン解説が手抜きになります(^^;。次はセブンティーンコミックス。セブンティーン誌は廃刊にはなっておりませんが、1988年頃にマンガ部分を月刊ティアラ(現在は廃刊)として分離したため、セブンティーンコミックスというレーベルは無くなります。

 装丁に関しては、最初期のビニカバ装丁と初期紙カバ装丁、ピンクと黄色の中期装丁、背の鳥マークがない後期装丁の、都合4種類が存在します。とくに初期と中期には同一作品の装丁替えがたくさんあるので、結構ややこしいです。

 

 左は。粕谷紀子「Mr.グレイの手」。他「喝采が聞こえる」も入荷。右は、宮脇明子「ナービー 死霊の館」。表題作の「ナービー」も怖いですが、同時収録の「人形は夜来る…」も結構怖いです。

 

 左は、志村雅子「鳥になった少年」。ファンタジー風の作風でお気に入りだったのですが、単行本は私が知る限りこの一冊しか出なかったようです。右は鈴木雅子「王子さまはだぁーれ!?」。他に「メリーカップル 全2巻」も入荷。

 

 こちらは、津雲むつみ「いってしまった夏」です。左が旧装丁の紙カバ版、右が中期装丁です。他に津雲むつみでは、「れんげ色の風 全2巻」初期装丁と中期装丁がそれぞれ、「オーロラの見える日 全4巻」中期装丁が入荷。

 

 左は武田京子「うそほんと嘘」。ほかに「あいつと私 全2巻」も入荷。右は井上洋子「京都ひとり旅」。ほかに「火曜日なら遅くはない」と「瞳の中に…」も入荷。

 

 最後は、しらいしあいで締めくくり。左はまたもや長いタイトルの「乱調家出講座 キャベツを食べた朝からくさ模様のデカふろしきをかかえて」。他には「無・夢・矛」と右の「乱調同棲講座 あるまいとせんめんき 全6巻」が入荷。

 ちなみに「あるまいと」せんめんきのひょうしを並べると一枚の絵になります。

 背表紙で一枚絵を作るのはよく見かけますが、表紙を並べるタイプは珍しいですね。

 来週はフレンド系とりぼん系の単行本が主体。雑誌は適当に(^^;

 

 

2月21日(土)
天気(晴)
売上
_| ̄|○
_| ̄|○
_| ̄|○
_| ̄|○

 

 当店は2002年の2月18日にオープンしたので今月で丁度7年経過しました。長いような短いような…。次は10年目指して頑張りまショー。

 今週の新着目録です。先週の予告を無視して、16日の中央市大市で落札した商品のアップに変更(^^;。なにせ少女マンガの新書が33本(約1500冊)と少女マンガ雑誌が13本(約250冊)と量だけは大量に落としてしまったので、タダでさえごった返し状態の店内がますますカオス化しているので、優先的に処理しております。

 そんなわけで今回は少女マンガの新書と「りぼん」の売り切れ補充+1993年分です。

 

 古めのところはこの初期マーガレットコミックスが2冊。西谷祥子「マリイ・ルウ」と水野英子「赤毛のスカーレット」。どちらも重版ですがビニカバ版としては収縮もなくコンディション良好です。

 他には微妙にレアな2冊もの。

 マーガレットコミックス、志賀公江「ルルが風にのって」。作者得意のSF物。

 マーガレットコミックス、河あきら「故国の歌は聞こえない」。初期シリアス物で代表作。河あきらでは一番人気。

 里中満智子の物では意外と出てこない、KCなかよし「Pinky(ピンキー)ピンク」全2巻。

 

 珍しいところでは、りぼんマスコットコミックス、山本優子「カナヅチの季節」。笠倉出版サクラコミックス浦野千賀子「マディの冒険」です。

 ところで全然余談なんですが、笠倉出版のサクラコミックスをネットで調べていたら、こんなところが引っかかりました。結婚式用のオリジナルマンガ制作だそうです(^^;。世の中色々な商売があるものです。1ページあたりのマンガ制作費が意外と安いのでちょっとびっくりしましたが…

 雑誌の方はほとんどが追加補充なので解説はパス。来週はまた新書と雑誌の方はマーガレットの追加補充の予定です。

 それではまた〜。

 

 

2月14日(土)
天気(曇)
売上
(T_T)
(T_T)
(T_T)

 

 いきなり暖かくなってちょっとびっくり。でも週明けにはまた寒くなるみたいですが。

 今週の新着目録は、貸本が1点とミニレディー百科が少々とボニータとプリンセスゴールドなどのA5判型雑誌。

 まずは貸本から。

 

 

 全何巻なのかさっぱり判らなかった、さいとうたかを「武芸紀行」。ようやく揃って全5巻であることが判明。ありそうでなかなか無いシリーズなので、全巻セットはお薦めです。

 

 売切補充も含めて5冊ほど入荷。新規入荷は「おしゃれカタログ」のみです。

 A5判型雑誌は色々バラバラと。本当はちょっと解説しなきゃならないけれど、本日ちょっと所用があって出かけねばなりませぬ。そんなわけで解説手抜きします。すみません(^^;

 来週はプチコミック予定。またA5判型です。

 

 

 

2月7日(土)
天気(晴)
売上
(^_^)
(^_^)
(^_^)

 

 なんだか2月に入って店売りちょっと好調です。毎年のことなんですが、読書の秋は売上悪く、寒さが厳しい時期になると売上が戻ります。ちょっと不思議に思うのですが、本当に読書に向くのは秋ではなく真冬なのかも知れませぬ。

 今週の新着目録です。女学生の友1969年〜70年代と女学生コースデラックスの創刊号が1冊。雑誌の他は同人誌が2冊と北島洋子が2冊です。

 まずは学習研究社の「女学生コース・デラックス19691月15日創刊号」です。情報が少ないのでどのぐらい刊行されたのかちょっとよく分かりません。

 

 みつはしちかこ「小さな恋の物語」や石森章太郎「青い風のノート」とか、この時期にしてはマンガがちょっと多めなのは増刊だからでしょうか。

 

 お次は小学館の「女学生の友」1969年〜70年。表紙はこんな感じです。年代的にはグループサウンズの話題が多いのですが、店主がそこら辺に詳しくないのでGS関係の解説は抜きです(^^;

 こちらは女学生の友1969年2月号掲載、みなもと太郎「真夜中のこねこ」です。デビュー2作目(商業誌では)です。

 原案がタイガースの加橋かつみで、マンガの巻頭に2ページほど加橋かつみの文章が載っております。この文章に依れば、加橋かつみとみなもと太郎は幼馴染みだったそうです。

 他マンガ作品を羅列的に紹介。

 

 左は峯岸ひろみ「イニシャルR&B」、連載作品。右は、みつはしちかこ「涙のブンタッタ」、連載作品。

 

 左は、花村えい子「愛の四重奏」読切り作品。右は、高井研一郎作画「ニャロメの青春三無主義」読切り作品。

 

 左は、芳谷圭児「卒業の日」読切り作品。右は、みなもと太郎「サインはH!」連載作品。

 こちらは、沼田清「太田幸司物語 あの夕日を胸に」連載作品。太田幸司って当時すごく人気があったみたいです。

 

 左は、つのだじろう・前川美砂子・もとやま礼子による「エミリーの青春事件簿」連載作品。もとやま礼子って、つのだじろうのプロダクションにいたのですね。

 

 単行本の方は2冊。北島洋子の「若草物語」が2種類です。左はユニコン出版版、右はてんとう虫コミックス版です。再録とかではなくて、どちらも新規書き下ろしです。ユニコン版には「続・若草物語」があり、更に北島洋子は、りぼんカラーシリーズ版の「若草物語」も描いておりますので、都合4冊若草物語を描きました。

 

 最後は同人誌。左は、オノナツメ「amico del mio tesoro」。タイトルはイタリア語ですね。奥付までイタリア語なんで発行日を調べるのに苦労しました。タイトルを直訳すると「私の宝の友人」になるのですが、「宝の」は「大切な」とかに訳した方が良いのでしょうか。

 次回は「プリンセス・ゴールド」あたりのA5判型をアップする予定です。

 それでは、また来週。

 

 

東京都公安委員会許可第301020205392号 書籍商 代表者:藤下真潮