神保町裏通り日記  
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4月25日(土)
天気(雨)
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 100年に一度の不景気と呼ばれる今日この頃のご時世。古本屋業界にも当たり前のように影響は出ております。これがまあ、単なる不況なのか構造不況なのかはよく分かりませんが…

 まあ不景気な話もなんなので、まずは先週の「劇画50周年」記念パーティの報告でも。パーティの趣旨は、辰巳ヨシヒロ氏が『劇画』という言葉を使い出して丁度50年立ったことを祝おうという物です。マンガ家とか編集者とかマンガ周辺関係者?とか総勢70名くらいのパーティでした。

 まずは主賓の辰巳ヨシヒロさん。古書業界の大先輩でもあるのですが、最近は古書市場などでもお会いできなくなり実にお久しぶりです。

 こちらは左から、みやわき心太郎さん、下元克己さん、旭丘光志さん、勝川克志さん。本当はもっと色々な人を撮ったのですが、携帯のカメラで撮ったので、ピンぼけがひどくまともに撮影できた写真が少なくて(^^;。

 そんなかんやで今週の新着目録です。週刊マーガレット1965年から1981年まで45冊です。といっても主体は1968年から70年にかけてデス。

 今回は、わたなべまさこ、西谷祥子、忠津陽子、大島弓子の単行本未収録作品豊富です。

 まずは、わたなべまさこ。

 

 左は1967年32号掲載、「奥さまは魔女」。テレビ放映に併せたコミカライズです。右は1968年4号掲載「珊瑚礁のかなた」。どちらも連載作品で単行本未収録です。

 お次は西谷祥子。

 

 左上は1966年5号掲載、「ごめんあそばせ」。右上は1969年34号掲載、「朝顔さん」。下が1970年7月19日掲載、「どうかだれにもいわないで」。どちらも読み切り作品。他に単行本未収録の連載作品、「チェエリー!」と「クラス・リングは恋してる」も今回新着に含まれております。

 お次は忠津陽子。

 

 左は1969年35号掲載、「夏の日にかんぱい!」読み切り作品。右は1972年44号掲載、「ママはライバル」連載作品。他に未収録の連載「パパの青春」もあります。

 最後は大島弓子。

 

 1969年36号掲載、「初恋よもういちど!」読み切り作品。右は1969年50号掲載、「その日まで生きたい!」連載作品。

 

 左は1970年12号掲載、「こちらFUJI・X号全員無事…」読み切り作品。ちなみに店主はこの作品をタイトルからSF作品だと思い込んでおりました。主人公はスチュワーデスで航空機事故を題材とした物でした。ちなみに感動実話シリーズと銘打たれておりますが、どうしらべてもこの話に適合する航空機事故は見当たりませんでした(^^;。右は1970年33号掲載、「戦争は終わった」連載作品。

 最後は1971年16号掲載、「せめて許して!」読み切り作品。とにかくこの時期の大島弓子はやたらと単行本未収録が目立ちます。作者的にはあまり気に入らない作品が多かったようです。

 GWは人並みに4月29日から5月5日までと長めにお休みします。というわけで次週の目録更新はお休みです。次回の目録更新は5月9日になります。よろしくお願いいたします。

 

 

4月18日(土)
天気(晴)
売上
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 暑くなったり寒くなったり忙しい天気です。店の方も忙しかったり、ヒマだったりです。

 今週の新着目録は、週刊少女フレンドが30冊だけです。今晩ちょっと所用があって手抜きとなりました(^^;

 年代的には1964年から1979年まで。

 

 1967年近辺は高橋真琴表紙が多いのがちょっとポイントかも知れないです。

 毎度おなじみの細川知栄子の単行本未収録の他、1970年前後は、青池保子の単行本未収録も多いです。

 こちらは、1971年7月20日号青池保子「ミミのラブラブ作戦」。

 こちらは、1971年10月26日号青池保子「愛の墜落」。

 今週はこんなモンで簡単に(^^;。今晩は新宿で「劇画誕生50年を祝う会」というパーティがあります。来週はちょっと簡単な報告でもします。

 次週の目録は週刊マーガレットの予定です。

 

 

4月11日(土)
天気(晴)
売上
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 なんだか急に暑くなったせいか、身体もなんだか調子悪いです。先週からぼんやりが引き続いて、なかなかシャキッとしません。

 そんなわけで目録もイマイチシャキッとしてなくて申し訳ありません。古めの雑誌4冊とB6ハードカバーの貸本が12冊。ちょっと寂しい。

 今回のお薦め。雑誌はりぼん1968年9月大増刊。

 

 五十岸ひとみ「白い鮫のいる島」です。この五十岸ひとみは、いがらしゆみこの最初のペンネームです。てなわけでこの「白い鮫のいる島」がいがらしゆみこのデビュー作になります。五十岸ひとみというペンネームをどの程度使用したのかはよく分かりません。

 

 こちらはりぼん1970年6月号。左は巻頭のカラー絵物語、青池保子絵・山下喬子「愛すればこそ」。右は北島洋子「初恋物語第3回:ラブガイド」。

 

 こちらはりぼん1970年7月号。左が巻頭カラー絵物語、一条ゆかり絵・山下喬子「ジェヌヴィエーヴ」。右は、北閑洋子「初恋物語第4回:はだしのジル」。

 

 雑誌の最後は別冊マーガレット1968年11月号。左画像の高橋真琴「エメラルドの剣」は、巻頭のピンナップがそのまま巻中の絵物語の扉代わりになっております。右は忠津陽子「先生と私」。単行本未収録です。

 貸本は全部で12冊。

 とりあえず今回の一押し、東田健二「月光魔剣」前後編揃いです。

 

 「とも子捕物控」は、2巻、4巻、10巻が入荷。全で10巻でましたが、1から9巻が伊藤章夫で10巻のみ井上のぼるの作画でした。元になったのは松島トモ子主演のラジオドラマです。

 

 こちらは若木書房。左は、わたなべまさこ「山びこ少女 4集」。右は、池川伸和(池川伸治)「夢呼ぶ瞳」。カバーがないのがちょっと残念。

 

 後はまあまあ評価できるのが、中野よしき「地獄の掟」と小船純「幻の化身」。出てくる怪獣の名前が”ラジゴ”と単純に”ゴジラ”をひっくり返しただけというのがちょっと情けないですが(^^;

 来週は雑誌にちょっと気合い入れたいところです。

 

 

4月4日(土)
天気(晴)
売上
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 本日は朝からテポドン予報が出ていましたが、お休みのようですね。なんだかニュースが気になって身が入りませんでした。先週末に引いた風邪(というよりもインフルエンザ?)は、一応治ったようなんですが、まだなんかぼんやりとした感じで抜けきっておりません。もともとぼんやりが、更に拍車掛かってつまらないミスを連発しておりますが(^^;。

 そんな訳で今週の新着目録。かなり低調で申し訳ありません。雑誌が22冊のみです(^^;。

 別冊少女コミックは、萩尾望都主体。

 「ポーの一族」第一話掲載、別冊少女コミック1972年9月号とか「小鳥の巣」1話〜3話の1973年4月〜6月。

 プリンセスは

 こちらが今回のお薦めプリンセス1981年6月号。細川知栄子のピンナップ2枚と「王家の紋章」カラー3ページ付きです。

 学年誌は1965年〜1978年までと色々。

 小学一年生1968年1月号掲載、金城哲夫「こびとぼしポポス」。第1回目です。おそらく3回は連載されている可能性があります。

 

 こちらは小学一年生1970年4月号掲載、中城けんたろう「ジャンボーX」第1回。ウルトラセブンの弟が主人公という設定のようです。何話続いたのかもよく分かりません。これは後にタイトルだけ「ジャンボーグA」に引き継がれたそうです。

 

 左は小学一年生1969年12月号掲載、手塚治虫「ぼうけんルビ」。「ぼうけんルビ」の小学二年生版は単行本に収録されましたが、こちらの一年生版は未収録のようです。右は小学一年生1968年10月号掲載、横山光輝「かためのアン」。こちらも単行本はないようです。

 

 話数が多くていまだに単行本未収録がある「ドラえもん」。左は小学一年生1970年4月号掲載のもの。サブタイトルはないのですが、小さくなるライトのお話です。右は小学三年生1976年11月号掲載、光瀬龍原作・松本零士挿絵「ぬすまれた教室」。「ぬすまれた教室」はその後2回ほど岩崎書店から出されておりますが、挿絵は松本零士ではなくなっております。

 来週は、またプチコミックとかの予定です。

 

 

 

 

 

東京都公安委員会許可第301020205392号 書籍商 代表者:藤下真潮