神保町裏通り日記  
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7月24日(土)
天気(大晴)

 

 

アダルト編

18歳未満は見ちゃダメよ

 切抜はちょっとお休みして、ストリップ専門誌。

 

 関西のインテリジェンス社から発行されていた「NUIN(ヌードインテリジェンス)」と「PUSSY(プッシー)」の2種類です。

 まずはNUIN(ヌードインテリジェンス)から。創刊はあまりはっきりしないが1965年頃らしい。上記の56号はA5サイズだが、初期はA6位のサイズだったらしい。廃刊の方はもっとはっきりしませんでが少なくても65号は見かけたことがあるので、80年代中盤までは存在していたようです。

 『PUSSY(プッシー)』の方は『ヌードインテリジェンス』の増刊のようなものです。不定期刊で年に1,2回刊行されていたようです。

 創刊はおそらく1976年頃。廃刊はやはりもっとはっきりしません。12号以降は見たことがないのですが、どうなんでしょう。

 どちらの雑誌も一般書店では販売しておらず、通販かストリップ劇場で入手する以外ルートはなかったようです。

 編者の中谷陽は、ストリップにカナリ造詣が深かったようで、他にもストリップ業界に関する単行本を何冊か出しております。この中谷陽のプロフィールもあまりはっきりはしません。

 

 

7月17日(土)
天気(晴)

 

アダルト編

18歳未満は見ちゃダメよ

 今回はちょっと少なめ。

 

 貸本マンガなんかでも有名だった橋本将次の絵物語と劇画です。

 こちらは桐丘裕詩のイラスト切抜。一部桐丘裕之名義と本名の額田操名義も混じっております。この方もペンネーム色々あって、本来一番有名なのは怪獣モノの挿絵の南村喬之名義でしょうね。

 

 

7月3日(土)
天気(曇)

 

アダルト編

18歳未満は見ちゃダメよ

 先週に引き続き雑誌切り抜きです。

 

 鬼頭暁のイラスト、絵物語、劇画の切抜です。イラストはほとんどカラーです。絵物語は8ページ1色。劇画は1点だけですが16ページ1色です。絵物語の文章の方は須賀敏(美濃村晃)とか藤見郁(濡木痴夢男)だったり色々ですが、後半になると香楼夢という人(香棲夢も香鏤夢も多分同じ)が増えます。殆ど聞いたことのない作家名です。根拠はないのですが、鬼頭暁の別名義かもしれません。

 

 石井隆は意外と作品数多いです。右の「魔奴」は、全10回の連載作品でした。各回8〜16ページ、たまにお休みがあったりと結構面倒な連載作品です。単行本にするには中途半端なページ数になってしまったのか、単行本未収録のままです。

 残りはすべて劇画の切抜。各編16ページです。

 

 羽中ルイが2編。一色一が3編。

 

 岩城国雄が3編。佐本裕が5編。

 

 J・カザマが5編。小森達が2編。

 

 松山千秋が6編。桜田勇人が4編。

 

 田中八郎が2編。渡しのぶが6編。

 ユズキカズが2編。以上です。

 今週はこんなところです。

 

 

 

6月26日(土)
天気(曇)

 

アダルト編

18歳未満は見ちゃダメよ

 今回は東京三世社「SMセレクト」、司書房「SMファン」合わせて130冊からの切抜です。年代的には1970年から1985年ころまであります。作者ごとにイラスト、絵物語、劇画、グラビア、小説と分類分けして随時アップしようと考えております。

 ちなみにサイズは新書版(113×175mm)

 しかしまあ巻数も相当あるため、当初考えていた以上に処理に時間が取られております。今回もページ数が多いとはいえ、わずか6点しかアップできませんでした。ちょっと気が遠くなる作業です。

 

 まずは佐伯俊男と前田寿安。どちらも280枚近くの枚数で、当然のことながら両面あるのでページ数としては560ページ近い量となります。どちらも画集なども結構出している絵師ですが、これだけ量があると未収録も豊富なのでは…。未確認なんですけどね。

 お次は花輪和一。SM雑誌での仕事はあまり数がありません。これは未収録確認の「塗り込蔵」です。

 

 左は城夢介。絵を見ればわかるように笠間しろうです。他の出版社への遠慮があったのかどうかは不明ですが、ちょっと珍しい別名義です。右は木村仁(木村光久)。幅広い活躍をされた方ですが、劇画系はすべて木村仁名義でした。

 最後は林昌也。あまり知名度はないのですが、アダルト劇画家としては実に息が長くて作品数も多い方です。

 来週以降も順次アップ進めます。

 

 

東京都公安委員会許可第301020205392号 書籍商 代表者:藤下真潮